子育て

慣れてきた時が要注意。口に物を入れたまま動くことの危険性

syabonndama
子育てアドバイザーの河西です。最近、よく耳にするのが、口に物を入れたまま立ち歩いていて起きた事故。転んで口の中を少し切るだけならまだ良いですが…喉に棒が突き刺さり最悪なケースを引き起こすこともあります。事故を未然に防ぐにはどうしたら良いのか考えていきましょう。


大人が手本だということを忘れずに
まずは、大人が手本になることが大切です。子どものいる前で、立ったまま食事をしてしまったり、歯みがきをしていることはありませんか?見ていないから、ちょっとだけだったから…と思ったら大間違いです。子どもは常に大人の行動をよく見ています。そして、それを真似てみようとするのです。子どもに教える側が、「立ったまま食事をしたり立ち歩くことは危険なこと」を伝え、正しい手本を見せることで子ども自身が「口に何かを入れたまま立ち歩いてはいけないんだ」という自覚を持ち始めます。

写真撮影ばかりに気をとられないように
お子さんの成長を写真に残したいという気持ちはよく分かります。今は、SNSの時代です。撮った写真を手軽にアップできるのも魅力の一つですものね。しかし、そればかりに気をとられるのも要注意です。お子さんが、シャボン玉を吹くシーンを撮る為にスマホを操作していたところ、吹くことに一生懸命になっていたお子さんは足元が見えず、そのまま転んで口の中を切る大怪我に繋がった事件も私の周りでは起きています。撮る側も、スマホに意識がいっていると、転んで怪我をするという意識が薄れてしまいます。事故が起きる前にどうするべきだったのか?例えば、今回のケースなら座らせた状態でシャボン玉をさせるなど、大人側が考えることが大事です。


慣れてきた時というのは、必ず危険が潜んでいます。特に、幼児期になるとお子さんに対して「自立して欲しい」という親の願いがある為、ある程度のことはお子さんに任せることが多いと思います。確かに、自立を促す為に任せることは大切なのですが、そんな時に起こりやすいのがこうした事故です。歯ブラシや食事などは必ず「座る」。これを小さなうちからきちんと指導し、定期的に守れているかも確認しましょう。そうすることで、子ども自身もより危険に対して意識をすることができるようになるでしょう。
PHOTO/seeko0203


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