子育て

注意書きだけで大丈夫?大切にしたいイメージする力

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子育てアドバイザーの河西です。最近、何でも先回りした注意書きが多くなっているような気がします。たしかに注意書きは必要です。しかしそれだけに頼るのは果たして良いことなのでしょうか?
過信してしまうことの怖さ
一昔前の注意書きというのは、そのものに対して簡単に書かれている物が多かったです。しかし、最近の注意書きはどうでしょうか?説明書を読んでいても注意書きがかなり多かったりもしますよね。そして、その理由には詳しい注意書きが無かったから事故が起きたという事が関連しているようです。確かに、注意書き通りに使えば事故は防げますが、その物と関係ないことまで書いてあると、そこまで手厚くする必要があるのか?とすら感じてしまいます。「ある程度はお客様の判断」という曖昧な境界線がなくなり、細かく書く、そしてそれを過信してしまう、そうすることにより自分自身でしなければならない判断やイメージを奪ってしまうことにも繋がります。同時に危機意識をもつことすら薄めてしまう場合もあるのです。

大人もイメージ力を高めましょう
では、どうすればいいのか?それは、とても簡単なことです。とにかく、自分の目の前にある物に対してどんな危険があるのかイメージをしてみましょう。自転車、おもちゃ、調理器具…身近にある物を頭に浮かべて、自分自身が、お子さんが誤った使い方をしたらどのような事故や怪我に繋がるのか考えるのです。答えは1つと決めつけず、その答えから更にイメージを膨らませてどんなことが考えられるのか、どうしたらいいのか?自分にはどんなことができるのか?を考えてみましょう。そして、それを自分だけで終わらせず、旦那様やお友達、ご自分の親などと話し合いをしてみる。意見の交換をすることで他に良い意見が聞けるかもしれませんし、また更に危機意識(共通理解も含め)が深まることとおもいます。お子さんを守るのはお母さん一人だけではありません。お子さんを取り巻く環境にいる大人が理解をすることが大切なのです。


以前、イメージについてお話しさせていただいたのですが、何でも揃ってしまっている現代は、イメージするという経験自体が少ない気がします。お子さんにとっても、大人にとってもイメージ力は大切です。お子さんを守るためにも是非、イメージ力を鍛える練習をしてみてくださいね。

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