
お風呂から上がると、子どものお世話優先で自分のことは後回し。ついそのまま髪も自然乾燥…なんていうのも育児あるあるですが、髪の毛は濡れている時にキューティクルが最も剥がれやすい状態になっているのできちんと乾かしてあげるのが重要。でもその乾かし方が間違っていると髪の傷みに繋がってしまいます。
今回は髪への負担を極力かけずに効率よく乾かす方法をご紹介します。
教えてくださったのは原宿にあるヘアサロン《OLTA》のオーナー・後藤泰さん。「ドライヤーは髪が傷むから、とあえて自然乾燥を選択している方もいると思いますが、正しくドライヤーをかければ髪が濡れることで開いていたキューティクルをきれいに整えることができるので、ツヤも出て健やかな髪に導いてあげることができます」。
ドライヤーのかけ方
①まずはドライヤーの前にしっかり水気を切りタオルドライをします。なるべく髪に負担をかけないよう、タオルで毛束を挟み込むように押さえて髪の水分をタオルに吸わせます。オイルなどの洗い流さないトリートメントを毛先中心につけるとドライヤーの熱から髪を保護できるのでおすすめ。
②髪から20cmほどドライヤーを離し、根元から乾かします。長時間同じ場所に風が当たってしまわないよう気を付けながら手ぐしで根元部分の髪を持ち上げて広範囲に風が行きわたるようにすると◎。
③中間部分の髪は上からドライヤーを当てながら、根元から毛先へと手ぐしで流れを整えるように乾かします。毛先は根元~中間を乾かしているうちにその熱が伝わって自然と乾くのであまりドライヤーを当てなくてOK。傷んでいる人は特に毛先の水分量が少ないので、温風を当てすぎると必要以上に水分を奪ってしまうことになります。
④最後に全体に冷風を当てると収れん効果で髪がまとまりやすくなりキープ力がアップします。また冷風によって乾いていない部分が冷たくなってわかるので、発見したらきちんと乾かしましょう。
ポイントは根元から先に乾かし、毛先にはあまり温風を与えないこと!
髪が濡れたままの状態でいると頭皮は雑菌やカビの温床になってしまい匂いやフケの原因になってしまうんだとか。ドライヤーを習慣づけて健やかな髪&頭皮を保ちたいですね。
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