本屋にずらりと並んでいる絵本。どれが我が子の好みかな?悩んでいるママに、今の時代ならではの絵本作家さんの作品をご紹介します。しのだこうへいさんのデビュー作「どうぶつれっしゃ」。ご本人にメールインタヴューさせていただきました!
「アフリカ駅」で列車を待っているライオンとかば。そこにやってくる、「ぞうれっしゃ」、「しまうまれっしゃ」など、様々な動物が乗った列車を巡って、ひと騒動、ふた騒動と起きていき、最後はまさかの結末を迎える「どうぶつれっしゃ」。1歳10ケ月の我が子は、絵を指しながら、覚えたての動物の名前を呼んで楽しんでいます。
しのださんは、元々はイラストレーター。そして、バンド活動もされてきました。この「どうぶつれっしゃ」は、そんなしのださんだからこそ作り上げられた一冊。巻末には「どうぶつれっしゃ」のオリジナルソングの楽譜、そして、その歌に合わせたふれあい遊びのやり方(ここの歌詞では親子でこう動いてみよう!などといった図解付き)が掲載されているのです。見て読んでだけではなく、歌ってふれあって楽しめる絵本はなかなか画期的!しのださんは、「自分の中では、絵が遠くまでつれていってくれる車で、音楽はそのための大事なガソリン……という感覚だったのですが、ただ好きというだけでバラバラにやってきた両方が今回の絵本一冊の中にとじ込められたことに、人生に無駄なことなんか無いというか…なにか不思議なものを感じます」と答えて下さいました。
音楽活動も注目!
現在も地元・長野県伊那市で開発されたユカイナ(愉快な伊那の仲間が作ったのが由来)という木製笛を演奏するグループ「ユカイナ♪ソナタ」で伴奏マンドリンを担当し、音楽活動も続けているしのださん。昨年は周辺の保育園・幼稚園などを廻って童謡やアニメソングの演奏をされてきて、今年からはステージイベントなどにも出演の幅を広げていくそうです。童謡やストーリーのある歌の歌詞に合わせて、ホワイトボードに絵を描いていくというパフォーマンスにも挑戦されているとのこと!ぜひオフィシャルサイトで、活動をチェックして下さい。
これからは「壮大な話をすれば、自分が感じてきたように、人生って楽しいよ、楽しんでたら無駄なことなんかないよ、というのが子供たちに伝わるような物語を描いてみたいです。とはいえ、全然壮大じゃない絵柄なので……子供たちに『えー、うそーっ!』とツッコまれながらも、笑えてびっくりできるお話が作れればと思います」とのこと。今後のご活躍も楽しみですね!
どうぶつれっしゃ -