トレンド

怖いレベル別!お化けや妖怪が登場する夏にぴったりの怖~い絵本4選

Fotolia_66526833_Subscription_Monthly_M.jpg

夏の夜の風物詩といえば、お化け、妖怪、幽霊……。今回は、そんなお化けたちが登場する絵本を、怖さのレベル別に4冊選びました。暑くて寝苦しい夜は、怖い絵本でひんやりクールダウンしてみてはいかがでしょうか?
まだ序の口。怖いレベル1
『こわーいはなし』
せな けいこ(作/絵)/すずき出版(1994/10)
子どものおばけが迷子になりうさぎに道を訪ねますが、うさぎは驚いて逃げ帰ってしまいます。うさぎは、家族におばけに会った話をしますが、その話が少しずつ膨らみながら仲間から仲間へと伝わってしまいます。
せなけいこさんが描くおばけはとてもキュートなので、小さな子でもママと一緒ならへっちゃらかもしれません。
こわーいはなし (チューリップえほんシリーズ) -
こわーいはなし (チューリップえほんシリーズ) -

怖いけどちょっと楽しい!怖いレベル2
『おばけのきもだめし』
内田 麟太郎 (作)、山本 孝(絵)/岩崎書店(2014/07)
お化けの子どもたちが肝試しに出かけます。森にはいったいどんなお化けが待っているのでしょうか?迫力満点のお化けの絵はちょっと怖いのですが、お化けの子どもがブルブルと怖がる姿がどこか愛らしい!ストーリーもユーモアたっぷりなので、お化けに興味があるけどちょっと怖い、そんなお子さんも楽しめそうな絵本です。
おばけのきもだめし (えほんのぼうけん) -
おばけのきもだめし (えほんのぼうけん) -

昔話の化け物も恐ろしい。怖いレベル3
『さんまいのおふだ』
水沢 謙一(作)、梶山 俊夫(絵)/福音館書店(1985/02)
山へ行ったお寺の小僧が、便所の神様に貰った三枚のお札を使って、鬼ばさ(山姥)から逃げ帰るというお話です。有名な昔話なので子どもの頃に聞いたことのあるママも多いのでは?恐ろしい姿の鬼ばさが小僧にもう少しで追いつきそう!という場面は、何度読んでもハラハラします。古くから語り継がれてきた言い回しや方言を使った文章にも昔話ならではの味がありますよ。
さんまいのおふだ (こどものとも傑作集) -
さんまいのおふだ (こどものとも傑作集) -

大人もぞわっ!怖いレベル4
『あずきとぎ』
京極 夏彦(作)、町田 尚子(絵)、東 雅夫(編)/岩崎書店(2015/03)
5冊刊行されている京極夏彦の妖怪えほんシリーズのうちの1冊。見えないものへの恐怖がよく描かれた作品です。「しょきしょきしょき」とどこからか聞こえる不気味な音と不穏な空気。小さなお子さんには、その雰囲気を捉えるのは難しいかもしれませんが、ある程度理解のできる年齢の子どもなら、最高のぞわっ!とした感覚を味わうことになるでしょう。大人が読んでも恐ろしいです。
京極夏彦の妖怪えほん (3) あずきとぎ (京極夏彦の妖怪えほん3) -
京極夏彦の妖怪えほん (3) あずきとぎ (京極夏彦の妖怪えほん3) -


いかがですか?クールダウンのために読んだのに、子どもが恐がって眠ってくれない!ということがないよう、親子で楽しめるレベルの絵本を選んで読んでみてくださいね。

PHOTO/Fotolia

人気記事ランキング

最近の記事