
5歳の長男のお気に入りのおもちゃ「アンパンマン ことばずかんDX」。付属のタッチペンから流れる音が「ア、ア、アン、アン、アンパ…」となったり、ノイズが入ったり、不具合が多くなってきたと思っていたのですが、最近とうとう電源を入れても反応しなくなってしまいました。メーカーへ修理に出そうと調べているときに思い出したのが、壊れたおもちゃを直してくれる「おもちゃ病院」のこと。さっそく、東京おもちゃ美術館内にある病院にタッチペンを診察してもらいに行きました。

おもちゃ病院を運営する日本おもちゃ病院協会は、壊れたおもちゃを原則無料(部品代がかかる場合もあり)で修理し、新しい生命を与えることに価値と生きがいを感じているボランティアグループです。現在、協会会員のおもちゃドクターは約1,370人で、全国各地でおもちゃ病院の活動を展開しています。私が病院に行った日は、異物を詰まらせて動けなくなった電動のトーマスや症状改善のために開腹手術を受けるスヌーピーのぬいぐるみなど多くのおもちゃがドクターの手にかかっていました。


持ち込まれたおもちゃの9割以上が完治しているという嬉しい実績

今回、タッチペンの診断と治療を担当してくださったのは、日本おもちゃ病院協会会長の三浦康夫さん。「私たちは趣味でやっているから、壊れたおもちゃがないとこの趣味は成り立ちません。だからどんどんおもちゃを持ってきてくださいね」と優しく声をかけてくださいました。そしていよいよ治療がスタート。タッチペンを開けて中を見てみると「これは重症中の重症ですね」と三浦さん。どうやら接触の悪さに加え、電子基板が錆びてしまっているようです。「こんなに錆びることはめずらしい。思い当たることありますか?」と。そういえば、1才の次男がベロベロベロベロ、おいしそうに舐めていたっけ…(涙)。その後、さまざまな治療をほどこしていただき、なんとか音が出るまでに回復!しかしこれだけ錆びてしまうと残りの寿命は短いそうです。
「今までの実績では90%以上のおもちゃが無事に完治して退院しています。私の個人的な経験ですが、持ち込まれることの多いプラレールは99%直してきましたよ」と三浦さん。壊れたまま放置しているおもちゃ、捨ててしまおうか悩んでいるおもちゃがあれば、ぜひお近くのおもちゃ病院で診察を受けてみてください!
