子育て

子育て講座が人気の大学教授に聞く!小学校入学前にしておくべきこととは?

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前回は、多くのママたちが悩む、第1次反抗期「イヤイヤ期」との上手な付き合い方について、椙山女学園大学教授の石橋尚子先生に教えていただきました。

今回は、子どもが大きくなってくると悩む「小学校入学前にしておくべきこと」について教えていただきます。
3歳以降の子どもたちの成長とは?
前回の記事で紹介した3歳までのイヤイヤ期が終わってから 、義務教育を受け始める前の6歳まではどんな時期かをまずは知りましょう。
おおよそ3歳は、結果にこだわらず、やる気が1番ある時期とされています。失敗も多いので、よく見てあげましょう。4歳は、結果が分かってくるので、なかなか1歩が踏み出せなくなります。そんな時に、家族や友人の後押しが大きな力に変わり、その結果、人間関係を自覚しつくっていくことが出来るようになります 。5歳は、「~だけど○○なところも△△なところもある」と多角的に物事を捉え始めます。喧嘩をしても相手の気持ちにきちんと寄り添えるようになるのがこの頃です。6歳は、相手の気持ちを思いやる優しい心と友だちと力を合わせて成し遂げようとする想いが出て、少しずつ大人離れをしていきます。

入学前までに身に付けたいこととは?
3~6歳までで重要なことは、「良い習慣」をつくってあげることだと言います。基本的な生活習慣と体を動かす習慣をつくってあげてほしいとのこと。例えば、排泄ですが、学校の個室トイレに入るのが恥ずかしくて、頭がトイレのことでいっぱいになり勉強に集中できないことがあるそうです。まずは学校生活に集中できるように周囲が協力してあげることが重要です。
また、体を動かすことで基礎体力がつくので、運動の楽しさを覚え、健康を維持することにつながります。

家庭では習慣づくりが大事で、あとは学校で学びを深めていくので安心して入学してくださいと教えてくださいました。

1番大事にしたいのは、親への愛着を感じる「読み聞かせ」
先生は、いつもこんな素敵なメッセージを伝えられます。
――「子育ては親育て」と言われています。
子育てをしているつもりが、親として育てられているのかもしれません。
親であることによって、いつのまにか人間としてひとまわり大きくなっていく喜びをゆっくりと味わっていきましょう。

そんな子育て・親育てにとって、大事なスキンシップが「読み聞かせ」です。絵本により、「聞いて、見て覚える」「文字・絵を覚える」、そして子どもが「自分のために読んでくれた」という、親への愛着を感じることができます。小学校入学前に、絵本で少しの勉強と愛着を深めることが、教育準備として1番望ましいと教えてくださいました。早教育としての読み聞かせの効果は、意味があるという結果が研究でも出ているとのことです。

ただし、人によって、成長の階段は違います。焦らず、愛着を育むことこそが乳児期も幼児期においても1番大事なことのようです。
先生に教えていただいた、この言葉を今後の参考にしてみてはいかがでしょうか?
“乳幼児期は手をかけて 学童期には声かけて 思春期以降は気にかけて”

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