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子どもたちへ語り継ぎたい。映画『この世界の片隅に』が公開に

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こうの史代さんが描いた漫画『この世界の片隅に』をご存知ですか?2009年、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した漫画で、2011年にテレビドラマ化もされた作品です。そしてついに待望のアニメーション映画として2016年11月12日(土)から全国公開されるのです。この映画、クラウドファンディングで制作費用を集めたところ、なんと全国3,374名から39,121,920円の制作資金が集まったそう。この作品のアニメーション映画が見たい!という人々の想いが込められた作品なのです。


前向きな主人公
舞台は、太平洋戦争末期。日本海軍の一大拠点で軍港の街である広島の呉に住む北條周作のもとに嫁いだ18歳の少女、すずが主人公です。軍港があるため呉では空襲が多く、生活環境はどんどん不自由を強いられていきますが、温かい北條家の人々に囲まれ、すずは日々生活に様々な工夫を凝らしながら明るく過ごします。本作は、戦時下にあっても前向きに生きる1人の女性とその家族の日常を描いた物語なのです。
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ささやかな幸せを感じながら生きる
戦争は多くのものを人々から奪います。すずも大切なものを失いますが、それでも生きていかなければなりません。慎ましい暮らしの中にある、ささやかな幸せを丁寧に掬い取りながら戦後を生き抜こうと前を向くのです。
映画公式HPの予告映像でも観ることができますが、ラストシーンの「ありがとう。この世界の片隅に、うちを見つけてくれて」というすずの言葉には、夫をはじめ、全ての出会いに対するすずの感謝の気持ちが凝縮されているようで、胸にぐっとくるものがありますよ。
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音楽も素敵
本作の主題歌を歌うのは、シンガー・ソングライターのコトリンゴさん。2006年に坂本龍一氏に見い出され、シングル『こんにちは またあした』でデビューをした方です。繊細なピアノの旋律と浮遊感のある歌声は、本作の柔らかな絵のタッチや、ほんわかしたすずの雰囲気にぴったり合い、物語の雰囲気を引き立てています。そして映画を観る人々の心も癒してくれるような、そんな素敵な音楽なのです。
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本作は2016年11月12日(土)より、全国ロードショー。劇場情報など詳しくは公式HPでチェックしてください。お子さんと一緒に観に行って、戦争や当時の人々の生活について、そして今の生活の中にある幸せについて、語り合うのもいいですね。
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PHOTO/©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会



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