
ファッション誌を読むと「ハズす」って言葉によく出会いますよね。この言葉、なんとなくわかる気もするけど、いざ説明したり、実際に自分がハズしてみようとすると、途端によくわからない…ってこと、ありませんか?今回はこのハズしが一体、どういうものかを具体的に紹介。この機会に、ぜひマスターしてしまいましょう♪
まずは「色でハズす」方法から。コーデを考えるとき、同じような色で、上下をそろえることってよくあると思います。例えば、どちらもモノトーンにするとか、ベージュ系の色みで合わせるなどですね。この場合、シンプルで調和のとれた印象となり、とてもおしゃれではあるんですが、少し遊び心がなくて物足りない。こうしたとき活躍するのが、服の色とはまったく違う、強めの色の小物です。そのときどきのトレンドにも寄りますが、赤やピンク、イエローなどインパクトのある色をポンと一点投入すると、いい感じに調和が崩れ、ワンラックアップした印象のスタイルに。ただ、一点だけ注意が。ただのド派手な人になるのは本意でないので、ベースの服は必ずベーシックなカラーにしてくださいね。
ハズしとはその2…かっちりコーデにゆるさをプラスすることである
この方法は、きちんと感のあるスタイルをするときに、思い出してほしいもの。例えば、シャツ+ニット+タック入りパンツ、みたいなシンプルな優等生スタイルだと、靴はオックスフォードシューズなど、同じイメージのものをを合わせたくなりますよね。それもとても洗練されているのですが、ハズしを加えたいなら、足もとだけスニーカーにしたり、バッグはリュックを合わせたり、してみませんか?コーデにゆるさ、ラフさというハズしが加えられて、上級者のこなれ感が自然と演出できますよ!
ハズしとはその3…異なるテイストをMIXすることである
この方法はその2で提案した“かっちり+ゆるさ”の応用バージョン。例えば、甘めの女性らしいワンピにメンズライクなMA-1を合わせたり、古着とトレンド服をMIXさせたり、ベーシックなコーデに一点ユニークな小物を加えるなどが、その代表例。二つの異なるテイストを合わせると、それぞれの持つ個性が中和され、不思議とバランスよく見えるんですね。でも、ここで注意が一つ。主張の強いもの同士を合わせると、かなりチグハグな印象になるのがオチ。なので、どんなテイストのアイテムだったとしても片方はシンプルなデザインを選び、そこに強いもう一方を足しましょう。この基本法則さえ間違えなければ、おしゃれを間違ったイタイ人にはなりません!
さて、ハズしが具体的にどんなものかわかってもらえましたか?上記のようにきちんとルールに沿えば、難しいことではありません。ぜひ、これから洋服を選ぶときに、ハズしのテクニックを取り入れてみてくださいね♪おしゃれの幅がもっと広がること、間違いないですよ!
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