
間もなく春休みシーズン。子どもを連れて、どこに行こうかな……なんて悩んでいるなら、大人も子どももお年寄りも世代レスで一緒に楽しめる、博物館・美術館がおすすめです!
2015年11月にリニューアルした日本銀行貨幣博物館は、お金の歴史や貨幣の流通について、わかりやすく展示されています。世界各国のさまざまな紙幣を見ることもでき、国や文化の違いを感じることもできます。世界最大の通貨である石でできた通貨「フェイ」は、なんと、現代でも実際に利用されているというから驚きです!
1億円分の重さの札束(残念ながらダミー紙幣)を持ち上げることができるコーナーは、パパの腕力の見せどころ。今から200年くらい前にはどれくらいの物価だったのかをわかりやすく展示したコーナーでは、当時の生活を想像して楽しむことができます(19世紀初頭には、金一両で、かぼちゃ230個が買えたらしいですよ!)。
入館無料なので、大家族&お友達連れでワイワイ行くのにおすすめです!
住所:東京都中央区日本橋石町1-3-1
開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)、月曜休(祝日の場合は開館)
最寄り駅:東京メトロ「三越前駅」B1出口から徒歩1分、「日本橋駅」A1出口から徒歩6分、JR「東京駅」日本橋口から徒歩8分。
入館料:無料
子どもに安心&楽しいおもちゃが揃う!【東京おもちゃ美術館】
廃校になった小学校を利用して作られた東京おもちゃ美術館は、雨の日のお出掛けにもってこいの、うれしい美術館です。美術館という名前が付けられていますが、中に入るとそこはおもちゃだらけ!まさに子どものための楽園です。展示されているおもちゃはほぼすべて、手に取って遊ぶことができるので、飽きっぽい子どもでも十分に楽しむことができるでしょう。
ヒノキでできたボールで埋め尽くされた「木の砂場」や、お店やさんごっこやおうちごっこなど、おままごとをして遊べるスペース、0歳児用の広場など、遊びどころが充実。世界のアナログゲームが集められた「ゲームのへや」には、大人でも難しいゲームもあり、理系なパパでも十分に楽しんでもらえそう。おもちゃを手作りするイベントも不定期で開催されているので、入口で確認してみてくださいね!
住所:東京都中央区日本橋石町1-3-1
開館時間:10:00~16:30(入館は15:30まで)、木曜休(特別休館日あり)
最寄り駅:東京メトロ「四谷三丁目駅」2番出口から、子どもの足で徒歩7分ほど。
入館料:6ヶ月~小学生500円、中学生以上800円、おとなこどもペア券1200円
世界各国の珍しい凧がずらり!【凧の博物館】
子どもの頃から凧が大好きだったという、日本橋の老舗レストラン「たいめいけん」の先代社長・茂出木心護(もでぎしんご)さんが作った凧の博物館。茂出木さんは、日本の凧をパリに持っていき、それを空に上げてパリジャンを驚かせたというエピソードの持ち主。凧にかける熱い思いが伝わる、そんなステキな博物館です。
見ごたえがあるのは、直筆で描かれた江戸凧。名人とうたわれた凧職人・橋本禎造が手掛けた凧は、その迫力に圧倒されるばかりです。帆船や恐竜を模した立体凧や、世界各地から集められた珍しい凧もたくさん展示されているので、子どもの自由研究にもお役立ち。「たいめいけん」の5階にあるので、見学した後はレストランに行き、名物の「タンポポビールオムライス」をいただいちゃいましょう❤
住所:東京都中央区日本橋石町1-3-1
開館時間:11:00~17:00、日曜・祝日休
最寄り駅:東京メトロ「日本橋駅」C1出口から徒歩1分。
入館料:大人200円、中学生・小学生100円
いずれも、小さいながらも満足できる博物館・美術館です。雨の日のお出かけに、三世代での小旅行に、ぜひ、楽しんでみてください。
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