緊急避難用の持ち出し袋をネットで検索してみると、どれもこれも高いこと高いこと……。ひとつのセットで1人前の装備が整っている場合が多く、家族が多ければ、人数分を準備しなければなりません。いざというときのためとはいえ、2万円3万円するものをふたつもみっつも準備するのは、さすがに家計に響きませんか!?
そこで、すべてを100均で揃えることにし、東北震災で実際に避難をした友人からの助言を受けて、集めてみました!
【PART.1:初動編】はコチラ
第二回目となる今回ご紹介するのは、避難途中で必要になったというアイテムです。
まずはこちら。
懐中電灯&乾電池
携帯出来る、小型の懐中電灯と乾電池です。こうしたアイテムも100均で買うことができるので、ひとつの避難袋にひとつずつ、入れておきましょう。この際注意したいのは、電池は入れずにおく、ということ。乾電池は、長期間入れっぱなしにしてしまうと、液漏れを起こしてしまい、いざというときに使えない、なんてことも起こりえます。購入した際に正しく点灯するかどうかを確認し、その後、電池を外してから、避難袋に入れるようにしてください。
緊急用トイレ
続いては、こちらも絶対に欠かせないアイテム。緊急用トイレグッズです。写真左の、1回分ずつパックになったものも100均で売っていますので、ひとりあたり3パックは確実に用意しておきましょう。便器が無い場合は、地面に穴を掘り、設置して使うようにしてください。
また、黒いビニール袋も、簡易トイレの代わりになります。防寒にもなるし、いざというときに何か物を収納することもできますので、複数枚入りのものを用意しておくと便利です。
軍手
避難の際、がれきの山を通り抜けたりする可能性が高く、また、防寒にもなるとのことで、軍手は必需品だと友人に言われました。100均(キャンドゥ)で探したところ、スマホが使える軍手を発見!これなら、地図を見たり、メールをしたりといった作業が、軍手を脱ぐことなくできるので便利です。女性用のやや小さめな軍手なら、子どもにはめさせることもできます。家族の人数分用意しておきましょう。
呼子・ホイッスル
家やビルが密集しているため、屋内やがれきの下、地下等に閉じ込められてしまう可能性が高い都心では、笛は欠かせないアイテムです。100均では、金属製のものと、プラスチック製のもの、どちらも売っているので、友人にどちらが良いか聞いたところ、「プラスチック製のもののほうが、寒いときでも冷たくなくていい!」とのこと。真冬の冷え込みの中で、冷たい金属を持ち歩くのはかなりのストレスになるそうです。ただし、壊れやすいのがプラスチック製の笛の難点。どちらも用意しておくことをおすすめします。
【PART.3:避難先編】に続きます
