最近、ミネラルウォーター界を牽引しているのが炭酸水。ペリエやゲロルシュタイナーなど外国の天然炭酸水の人気もあり、ここ数年は国内メーカーも自社ブランドの炭酸水を発売するほど、その需要は高まっています。なぜ、炭酸水が人気なのでしょうか?
炭酸水を飲むと血中の二酸化炭素濃度が高くなり、体はその状態を「酸欠」と勘違いします。そして、血管を広げて血流をよくしようと働きかけます。そうすることで血液がすみずみまで行き渡り、冷え性の改善に繋がります。
また、炭酸水を飲むことで胃が刺激され、腸の動きが活発化して便秘の解消にもなるんです。
さらに、炭酸水は飲む量によって食欲をアップさせたり、逆に食欲を抑えてくれたりするんです。食前に150mlほど飲むと胃が刺激されて食欲が増し、300〜500mlほど飲むと気泡で胃が膨れて食欲抑制になるそうです。
オススメは硬度の高い炭酸水
水の硬度を知っていますか?水の硬度はカルシウムとマグネシウムの量から数値化される指標です(算出方法はカルシウム量(mg/L)×2.5+マグネシウム量(mg/L)×4.1=硬度)。日本では100ミリグラム以下を軟水、101〜300ミリグラムを中硬水、301〜1000ミリグラム以上を硬水、1001ミリグラム以上を超硬水と分けることが多いようです。ミネラルウォーターのラベルに硬度が書いてあるので、今度チェックしてみてください。
硬水はミネラルが豊富なため代謝を高めたり、イライラや不安を解消する効果もあります。日本の水道水は軟水なので、自分にあった硬度からはじめて、徐々に慣らしていきましょう。
天然炭酸水のサンペレグリノとヴァルス
いろいろな炭酸水を飲んでみて、筆者が落ち着いたのは硬水のサンペレグリノと中硬水のヴァルスという天然炭酸水です。サンペレグリノはさまざまなミネラルがバランスよく入っていて、またスーパーでも手に入れやすい銘柄です。ヴァルスは中硬水で飲みやすく、カリウムが豊富なことが特徴です。
炭酸水を含め、体にはちょこちょこ飲みで1日1.2l以上の水が必要だそうです。硬度が高い水は独特の味わいがあるのですが、炭酸水だと爽快感がありスッキリ飲めるのでぜひ試してみてください。
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