大きくなるにつれ、暗記=勉強に結びついてイヤイヤ取り組むことになりがちですよね。だからこそ、頭がやわらかい子どものうちに、楽しく遊びながら暗記をさせてみませんか? 筆者の家で実践している、子どもでも無理なく取り入れやすい地理学習の進め方をご紹介します。
楽しみながら暗記することができるアイテムとして、お勧めしたいのがこの日本地図パズル。「基本ピース」と、「発展ピース」の2パターンのパズルがセットされています。どちらのピースにも、漢字で県名が印字されていますが、付属のひらがなシールを貼ることでまだ漢字が読めない子どもでも、パズルを楽しめるようになっています。「基本ピース」は、地方別に6色に色分けされていますし、パズル台に描かれている都道府県境線のヒントにピースをはめていくことで楽しく日本地図を覚えることができますよ。「基本ピース」ができるようになったら、都道府県の色が統一された難易度マックスの「発展ピース」にチャレンジ!ひらがなと形だけのヒントで地図を完成させることになるので、これができるようになれば、日本地図マスター認定です。
カタカナが読めるようになってきたら、世界地図も
小さな子どもには、まだ難しいと思われる世界地図もカタカナが読めれば難しいことはありません。わが家では、古典的ですがトイレに世界地図を貼っています。それまでも地球儀は持っていたのですが、日本地図のようには興味を示していませんでした。それが、トイレに世界地図を貼ったとたん興味深々!毎回、トイレから出てくると、「○○の首都って、どこだと思う?」と首都当てクイズが開催されるように。しかも、そのクイズが大人でもわからないような問題が多く、子どもにとっては大人が答えられないことが嬉しいようで、どんどんそのクイズにはまっていったのです。
今では、子どもだけでなく親からも出題して家族みんなで首都当てクイズを楽しんでいます。日本地図と比べて範囲が広がる世界地図。それをトイレに貼り出した結果、座った時の目線に入るエリアからの出題が多くなり、子どもは主にアフリカ、親はヨーロッパを得意分野としています。これからは、時々貼り出す位置を変えて違うエリアからの出題にも挑戦したいと思っています(笑)。
親のアプローチの仕方次第で、小さいうちからでも遊びながら地理に興味を持たせることができます。地理を覚えることで、それまでは子どもには退屈に感じられていたニュース番組も、知っている地名や国名が出てくることから身近に感じるようになり、一緒にニュースを楽しむこともできるようになりました。いつかは覚えることになる、地理。遊びながら覚えることができる時期にぜひ取り組んでみてくださいね。

くもんの日本地図パズル -