
日本の伝統芸能である「能楽」をはじめとする古典芸能を独自の切り口で伝える「横浜能楽堂」が、毎年夏休みに行っている子ども向け狂言ワークショップの参加者を募集中です。
「狂言」とは、日本最古の歌舞劇である「能」と同時期に発生した伝統芸能。「能」が歌と舞を中心にしているのに対し、「狂言」はセリフを中心にした喜劇。笑いの中に人間の喜怒哀楽すべてを包み込んでいるので、初心者や子どもでも理解しやすいと言われています。
鑑賞してから学ぶので安心

1996年の開館から毎年夏休み期間中に行われ、好評を得ている「こども狂言ワークショップ~入門編~」は、公演鑑賞と実技のセット。
まずはじめに解説付きの子ども向け公演「人間国宝・山本東次郎先生の狂言の時間」を鑑賞。その後、旭日双光章などを受章している山本東次郎家の山本則俊さんによる3日間の実技体験をします。
「入門編」を修了すると次のステップへ進める!

「入門編」を修了したキッズは、希望すれば次なるステップへ。翌春に開催される「こども狂言ワークショップ~卒業編~」(有料)で、10回にわたる本格的な稽古を受けられ、さらに「卒業編」を修了すると「横浜こども狂言会」の舞台にも立てちゃうんだとか。
芸と同時に礼儀作法も身につけられる
このワークショップでは狂言に触れる、伝統芸能を知る、というのはもちろん、礼儀作法が自然と身につくことも特徴。子どもたちは稽古に来たらまずは正座して挨拶をする。そうしたことが自然と身につくのは、ママにとっても嬉しいことですよね。
学校の教室では体験できない“本物”体験はきっと我が子の成長に繋がるはず。気になる方は公式HPをチェックしてみて下さいね。
【「こども狂言ワークショップ~入門編~」日程】
○公演鑑賞=2017年8月5日(土) 14時開演 横浜能楽堂講座「人間国宝・山本東次郎先生の狂言の時間」
○実技指導=2017年8月7日(月)・8日(火)・9日(水) 13時~15時(予定) 講師:山本則俊(狂言方大蔵流)ほか
会場:横浜能楽堂 受講料:2,000円 ※公演鑑賞料(こども料金)を含む ※白足袋持参
定員:20人(対象:小学校1年生~中学校3年生まで)
申込み方法:はがき、インターネット
申込み締切:2017年6月30日(金) ※はがき必着