
夏休み真っ只中!実家へ帰省する予定のご家庭もあるかと思いますが、義理の実家へ帰省するのが憂鬱…という方いらっしゃいませんか。大きな声では言えませんが、筆者もそんなひとりでした。寛ぐどころか気は遣うし、孫への甘やかしがひどすぎる!だからと言って行かないわけにもいかず、嫁としての役目も果たさなければ…。そう、また今年もそんな時期がやってきたんです。今回は、義理実家への帰省を上手く乗り切る方法を、筆者の体験談からご紹介したいと思います。
子どもがいない新婚当時の帰省は、大人だけの空間に多少の緊張感はあったものの、お互いが上手く義理の親、義理の娘としての立場をわきまえた行動が出来ていたと思っていました。
しかし子どもが生まれてからというもの、一気に義理親は孫フィーバー。孫をかわいがってもらうことは光栄なことですが、帰省すればとにかく「孫!」な義理親に、戸惑いを感じ始めます。
子どもが成長するにつれ、会う度に、欲しいものは何でも買ってくれて、お菓子もジュースも食べ放題と、孫に対してどんどん甘々になっていく義理親。しかし、それを「やめてほしい」とは真っ向から言えずに、いつしか帰省することが嫌になっていました。
帰省前に夫婦で打ち合わせをする
いくら孫が可愛いからと、甘すぎる祖父母は困りもの。しかし、あまりはっきりと言ってしまっては、嫁と義理親との間の関係が悪くなる恐れもあり、どう伝えればよいのか悩みました。
筆者の場合は、帰省前に夫婦で話しあって、夫婦間の決まりごとを作ることにしました。
普段会えない孫が望むことをすべて叶えてあげたいと思うことには、素直に感謝し、孫が喜ぶ顔を見たい義理両親への孝行だと思って、多少の事は目を瞑ることに。
しかし、健康的によくないことや、しつけ上どうしても譲れないことは、しっかりボーダーラインを引き、本当の親子である夫からお願いしてもらうように。そうすることで、角が立たずに、ストレートに伝えることが出来ました。
夫に義理親対策を任せたことで、義理親への不満から距離をおくことができ、家事のお手伝いなどで気を紛らわせながら、なんとか滞在時をやり過ごせるようになりました。
せっかくの帰省をストレスフルなものにしないためには、普段の子育て観から少し解放される期間としてしまうのもいいかと思います。そのためには夫とも協力して義理親への対処法を考えておきましょう。例えば、「義理親の前では、私はなるべく口を出さないようにするので、どうしてもダメなことは、あなたがちゃんと親に話してね」など、最初に決めておくことも1つの手。そして、帰省中だけは多少のことは気にせずに割り切って過ごすことが、上手に乗り切るコツではないでしょうか。
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