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これもリアルな保育園のかたち――映画「夜間もやってる保育園」

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保育園というと、日中に子どもを預けるイメージがありますよね。でも、夜の時間帯に及ぶ仕事をやっているパパやママのために、認可保育園にも「夜間もやってる保育園」があるのです。子育て世代も意外と知らないその存在と実情をフィーチャーした映画「夜間もやってる保育園」が、このたび公開されます。

舞台は24時間体制の認可保育園「エイビイシイ保育園」
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実は、この映画「夜間もやってる保育園」を企画した片野清美さん自身が、夜間もやってる保育園の園長さんなんです。片野さんが園長を務めるのは、昭和58年に無認可の託児所――いわゆるベビーホテルとしてはじまり、現在は24時間体制の認可保育園として運営している、東京・新宿区大久保の「エイビイシイ保育園」。夜間もやってる保育園のさきがけとなり、30年来その現場で子どもたちや保護者と触れ合ってきた方ならではの、リアルな視点がこの映画には息づいています。それを、「ただいま それぞれの居場所」で介護福祉現場を描いた大宮浩一監督が、ひとつの映画作品としてまとめ上げました。
主な舞台は、「エイビイシイ保育園」。完全オーガニックの給食や、夏のお泊まり遠足など、こだわりも見える保育や、「エイビイシイ保育園」から派生した療育教室「ひまわり教室」、卒園後の学童保育「風の子クラブ」の様子からは、徹底的に親子に寄り添ったスタンスが伺えます。さらに、「エイビイシイ保育園」以外の場所――北海道と沖縄の夜間もやってる保育園、新潟の療育教室、新宿のベビーホテルなど、様々な土地の様々な保育、そしてそこにまつわる理由も、ここには映し出されているのです。

映し出される現実、思い返せる原点
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保育園での遊びや親子のコミュニケーションはもちろん、夕食・お風呂・寝かしつけなど……この映画が見せているのは、ただただ現実です。もっと言うと、「様々な親子」「保育園の日常」という内側を客観的に捉えている映画です。ひとつのメッセージだけが描かれているわけではないので、観る人の立場によってまったく違う印象になると思います。ただ、誰もが共通して思うであろうことは、やっぱり子どもってかわいい!ということ、そして保育者もパパもママも頑張っているということ。「夜間もやってる保育園」なので、その存在や実情を知ってほしい、という問題提起の意味合いも大きいと思うのですが、日中に保育園に子どもを預けて働いているパパやママにも、専業主婦のママにも、おじいちゃん・おばあちゃん世代にも、親子の原点を思い返させてくれる映画でもあるのではないでしょうか。

認可夜間保育園の数は、全国で約80。飲食店や医療関係など、夜に働かざるを得ないパパやママもいるなかで、数としてはまだまだ足りないと言えるでしょう。どんな働き方が、どんな生き方が、どんな家族がパパやママにとって、そして子どもにとって心地いいのか――そんなことを考えるきっかけになる映画だと思います。


(C) 夜間もやってる製作委員会




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