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海外旅行からの帰り、持ち帰るお土産にかかる関税はいくら?

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ファイナンシャルプランナーの島添です。前回の【夏休みに知っておきたい!海外旅行のお土産にかかる税金のお話】で解説したように、海外旅行に行って渡航先で購入したもの(お土産も含む)を日本に持ち込む際に免税範囲内であれば関税が課税されることはありませんが、その範囲を超えた場合には、関税や消費税が課税されます。

いわゆるお酒やたばこに適用される簡易税率
まず、携帯品や別送品として持ち込まれるお土産等については、海外での小売価格(購入価格)の6割程度の額を課税価格として、税関では、この額をベースにかかる税率をかけて税額を決定しています。
課税価格の合計額が20万円以下の場合には、一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用されます。以下に3つの例を挙げてみます。
【お酒】
ウイスキー3本(1本当たり760ml)とブランデー1本(700ml)を持ち込んだ場合、免税範囲を超える酒類1本が課税されることとなります。
この場合、容量が少ないブランデーが課税されます。

0.7リットル(容量) × 600円/リットル(税率) = 420円

【紙たばこ】
外国製の紙巻たばこ600本を持ち込んだ場合、200本の免税範囲を超える紙巻たばこ400本が課税されます。

400本 × 11.5円/1本(税率) = 4,600円

【バッグ】
30万円のハンドバッグを持ち込んだ場合(関税率15%)

300,000円(海外市価) × 0.6 = 180,000円(課税価格)
180,000円(課税価格) × 15%(税率) = 27,000円

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一般貨物に適用される関税率
これは、前出の簡易税率に該当しないもので関税が課税される商品に対して税率表にしたがって課税されます。具体的には、米、食用の海苔、パイナップル製品、こんにゃく芋、紙巻たばこ以外のたばこ、猟銃などです。なお、簡易税率の適用を希望しない旨を税関に申し出たときは、旅行者が携帯し、又は別送して輸入する品物の全部についてもこちらで課税されます。税率表については、購入した国、商品などによって様々な取扱いとなっています。
なお、この場合には別途、消費税も納める必要があります。

関税のかからない商品
腕時計、貴金属製の万年筆、貴石(裸石)、ゴルフクラブ、書画、彫刻、パソコンなど関税がかからない品物は、課税価格に対して消費税及び地方消費税(合計で8%)のみが課税されます。

【40万円の腕時計を持ち込んだ場合】
400,000円(海外市価) × 0.6 = 240,000円(課税価格)
240,000円(課税価格) × 8%(税率) = 19,200円(消費税・地方消費税)

このように海外に行ってお土産やブランド品を安いからといって大量に購入すると思いもよらない出費がまっているので、これらを理解した上で楽しくショッピングしてくださいね。

【海外旅行からの帰り、持ち帰るお土産にかかる関税はいくら?】はこちら

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