最近は、大人だけでなく子どもでも簡単に操作できるアプリがとても充実しています。電車や車などでの移動時間や外食時など、子どもが時間を持て余してしまうシーンでは、そういったアプリを利用したいわゆる“スマホ育児”を活用しているママも多いと思います。 その反面、どっぷりと“スマホ育児”にはまってしまうケースも…。 “スマホ育児”を上手に活用するには、どのようにするのがよいのでしょうか?
小児科や産婦人科に行くと「スマホに子守りをさせないで!」という日本小児科医会のポスターを見かけたことはありませんか?“スマホ育児”は、子どもの発育や発達に悪影響を及ぼす可能性があることから、こういったポスター等で注意喚起がなされています。ですが、子どもに端末を渡して遊ばせておくだけではなく、親が端末を操作しながら育児することも、“スマホ育児”には含まれています。
スマホ育児のメリット・デメリット
スマホには、ゲームアプリだけでなく、予防接種のスケジュールを管理してくれる実用的なアプリも充実しています。それに、怪我や病気など、少しでも心配な事があればすぐに調べることもできるスマホは、育児に欠かせないツールでもあります。
その他にも、オムツや着替えなどで荷物が多くなりがちな子連れでのお出掛けの時は、荷物が少なくなるならママとしては大助かり。事前に各種アプリをダウンロードしておくことで、おもちゃを持ち歩く必要がなくなり荷物を減らせるというメリットも。
その一方で、子どもが手放してくれずに、本当に自分が使いたい時に使えなかったり、いざ使おうと思った時には充電切れ…、なんていうデメリットもありますよね。
ファミリールールを取り入れよう
もちろん筆者も、まだ子どもが未就園児の時は、悪い事をしたら鬼から電話がかかってきて怒ってくれる、いわゆる「オニ電」や、タッチするだけで線路がひかれてその上を電車が走ることができるアプリなどを利用して、スマホ育児を取り入れていました。ですが、スマホに没頭する子どもからいざスマホを取り返した時には、メッセージがたっぷり来ていたなんてこともしばしばで、気が付けばこちらが振り回される状態になってしまったのです。そのことから、「スマホは電話であって、ゲーム機ではない!そして、ママのスマホだから、ルールもママが決める!」と宣言し、今まで子どもが使用していたゲームアプリはすべてアインストール。そして、唯一残したのが、地理の苦手な筆者とまだ小学1年の次男が“いい勝負”を楽しめる地図学習アプリです。そして、そのアプリをするためにはお手伝いをしなければいけない、というファミリールールを導入。ママとの地理勝負に勝ち優越感を味わいたい次男は、それでも日々頑張ってお手伝いに励んでいます。
便利なことも多いので、ついつい頼ってしまいがちなスマホ。でも、頼りすぎて筆者のように振り回されてしまっては本末転倒です。筆者はファミリールールを活用することで、スマホを使いたい子どもの気持ちを尊重しつつ、お手伝い&学習に直結させることに成功しました。みなさんも、独自のファミリールールを設定して、“スマホ育児”のいいとこどりを目指しましょう。