トレンド

佐々木正美先生の最後の著書『はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに』

unnamed-3.jpg

2017年6月児童精神科医の佐々木正美先生がご逝去されました。佐々木先生は、半世紀ほど児童精神保健や精神医学の臨床に携わり、親とその子どもの心に寄り添いながら、育児に関する多くの著書を残してくれました。
今回は、佐々木先生の最後の著書となった『はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに』をご紹介したいと思います。
どの年齢の子どもの親も参考になる
本書は、2010年から2015年にかけて、雑誌『暮しの手帖』の中で連載されていた「母子の手帖」を再編集し、まとめた一冊です。「思いやりは身近な人とともに育つ」「しつけは繰りかえし教え、待つこと」「なぜ子どもは思春期につまずくのか」など育児で多くの母親がぶつかるであろう様々なテーマについて、児童精神科医という視点で語られています。
乳児期、幼児期、学童期の子どもでは、育児で悩む内容もそれぞれ変わってきますが、本書はどの年齢の子どもの親が読んでも参考になります。子どもがまだ幼いなら、生活リズムやしつけ、叱ることについて書かれた章が心に響いてくるでしょうし、学童期なら、思春期やいじめについて書かれた章が刺さるでしょうから、気になるページを選んで読んでもいいと思います。

シンプルだけど大切なことが語られている
様々なテーマを語る一方、一冊を通じて佐々木先生は、本書のキーワードでもある「愛着」が、育児においてとても大切であることを語っています。愛着とは、親から無条件に、充分に、永遠に愛されているという実感を基盤にして育まれるそうですが、読んでいて、とてもシンプルで基本的な親子間の愛情について書かれているなと感じました。子どもがわがままばかりでイライラしてしまうとき、子どもとの関係が上手くいってないかもと悩んだときなど、育児において迷いがあるときに読んでみると、原点に立ち返らせてくれるかもしれません。

わかりやすく読みやすい文章なので、育児の合間にちょっと読んでみることもできるし、一日の育児が終わって少し疲れた夜でもじっくり読めそうな一冊です。子育て中の全てのママにおすすめです。気になったら読んでみてくださいね。


PHOTO/Fotolia




LINE NEWS配信中。
友だち追加してね!

人気記事ランキング

    最近の記事