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ハロウィーンに読む絵本『アイスクリームが溶けてしまう前に』

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ハロウィーン目前におすすめしたい絵本をご紹介します。今年9月に上梓された、小沢健二と日米恐怖学会による『アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)』です。子どもだけではなく、大人も楽しめる絵本ですよ。
子どもは楽しい、大人はほろりのストーリー
まず「小沢健二と日米恐怖学会っていったい何!?」と思われるかもしれませんので、そこからご説明しましょう。ミュージシャンの小沢健二、ハイ・スタンダードをはじめとしたPIZZA OF DEATH RECORDSのCDジャケットやグッズのデザインで知られるイラストレーターのダイスケ・ホンゴリアン、写真家のエリザベス・コール、ファッションディレクターの白山春久、そして「不明数の怪物たちで構成される」団体です。とは言え、恐ろしい絵本ではないから、ご安心を。気鋭のアーティストたちが集ったことによって、物語・絵・デザインなど、多角的に見応えがある一冊になっています。
まずは「そもそもハロウィーンって何なの?」と思っている人に読んでみてほしいです。現在の「子どもが仮装をして『トリック・オア・トリート!』と言ってお菓子をもらう」というスタイルが、どのようにしてできあがったのか?そして、本場のアメリカでは、どのようにハロウィーンを楽しんでいるのか?がわかりやすく書かれています。さらに、ハロウィーンの仮装の作り方から、大人のハロウィーンの過ごし方の指南まで、様々な家族や子どもを描きながら、ユーモラスに教えてくれるのです。最後には『アイスクリームが溶けてしまう前に』というタイトルの意味がひしひしと伝わってきて、大人ならほろっときてしまうかもしれません。

物語とシンクロしたデザイン、想像力をかきたてる絵
読んであげるなら5・6歳からとなっていますが、筆者の実感としては、もっと小さな子どもでも楽しめると思います。使われている色は黒が中心で、文字も多いものの、特徴的なデザイン(文字が鍋から出てくるように書かれているところなど)や、描写が細かいたくさんの絵など、ひとつひとつを親子で解釈しているだけでも飽きません。そして巻末には、物語の中に出てきた仮装が写真になって表れます。
たくさん手作りの仮装の絵が出てくるので、我が娘3歳は「これはなに?」「これつくりたい!」と言っています。不器用な母にとってはハロウィーンの仮装のハードルが上がった気がしますが(笑)、まさにアイスクリームが溶けてしまうほどの早さで終わってしまう子ども時代、こうやってひとつひとつ思い出を作っていきたいですよね。

いかがでしょうか?日本でも定着してきたハロウィーンですが、その意味や大切さを改めて教えてくれる一冊です。




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