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体の痛みが瞬時に消える!? 血流が変わる「高濃度炭酸泉」の正しい入浴法!

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耳が赤くなるほど寒さが増すと、体のアチコチが痛み出しませんか? 筋肉のこわばりや冷えを感じたら、血流や筋肉に働きかける運動が効果的です。とはいえ、寒い冬にはただの理想論ですよね…。そこでおすすめしたいのが「高濃度炭酸泉」です。ただお風呂に入るだけの、驚きの効果とは?
体の疲れや冷えを緩和するなら「炭酸ガス」が効果的!
炭酸泉とは、炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだ、気泡の湯をさします。ヨーロッパでは古くから温浴治療として認知されており、とくにドイツでは「心臓の湯」と呼ばれ保険医療として認めらるほどです。日本の炭酸泉といえば、大分県竹田市にある長湯温泉(ラムネ温泉)が有名です。

ハイテクマシーンで作る「高濃度炭酸泉」が凄い!
炭酸ガスの効果は、おもに血流促進です。血行不良からくるあらゆる症状(筋肉痛、肩こり、腰痛、関節痛、神経痛など)の緩和に繋がります。また、炭酸ガスは、濃度が高いほど効果があります。医療関係をはじめ、介護施設、温浴施設などが導入しているのは人工炭酸泉製造装置で作る「高濃度炭酸泉(※1)」です。通常のお湯よりも<血流が4~7倍にもなる><NK細胞(※2)が1.4倍になる>などの報告があるといわれています。
1※日本の温泉法では、お湯1リットルあたり250ppmの炭酸ガスが溶けた湯を「炭酸泉」とし、1,000ppm以上のものを「高濃度炭酸泉」と定義しています。
2※人間の体が持つ自然な免疫力の働きをする細胞をナチュラルキラー細胞と呼びます。おもに、ウィルス感染やガン細胞を殺す働きがあります。また個人差によりますが、加齢とともに減少するともいわれています。


街の銭湯も「高濃度炭酸泉」のリピーターでいっぱい!
最近では、街の銭湯も改装し導入する動きが多く見られます。町の銭湯(東京は¥460)なら、週に3回通ってもマッサージよりも安いので続けやすいですね。東京都の場合、大人用の都内共通入浴券の回数券(10枚)で¥4,300と割安になります。ちなみに筆者も神経痛の症状があるため、週に3度は銭湯の「高濃度炭酸泉」へ通っています。そこでは、多くの常連から「硬くなった関節が柔らかくなった」などの口コミを聞いています。

意外と知らない、「高濃度炭酸泉」の正しい入浴法。
一般的な施設では、38度前後の湯加減で10~15分を推奨しています。入浴の目安は<15分入浴→休憩15分→15分入浴>です。はじめて入浴する人は、湯上がりにめまいを感じる場合もあります。それほど、血流が回るので体も赤く染まります。また、入浴前に<炭酸水を飲む>とさらに効果的です。外と内からのめぐりで、深い熟睡も叶います。

入浴するだけで、体の痛みが和らぐだなんて簡単ですよね! しかも、血流の流れが良くなると顔色も明るくなりアンチエイジング効果も期待できます。ほかにも、通常のお湯に比べてPH4.5の弱酸性! 保湿力も3倍になる! など、良いことづくしです。美肌力もアップするので、ぜひ、体感してみてください!

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