子育て

あなたの「スマホ育児」、もしかしたら間違ってるかも!?

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親がラクだから……と、ついスマホに頼ってしまいがちな、現代の育児事情。実際、育児にスマホを利用することは、子どもの成長にどんな影響をもたらすのでしょうか。実は……衝撃的なデータが、アメリカの小児科学会(AAP)の研究からわかってきたんです!
幼児のスマホ利用が、言語の発達を遅らせる!?
調査の対象となったのは、米国の幼児、約900人。彼らは平均して1日に28分間、スマホやタブレット、小型ゲーム機などのモバイルデバイスを使っていたのだそう。様々な観点から調査をした結果、

・スマホの利用30分ごとに、感情表現面での言語の発達を遅らせるリスクが49%上がる

ということが分かったというのです。

どういうことなのか簡単に説明すると、スマホを与えている30分の間、親が子どもに話しかけることが減ってしまい、それゆえに、子どもの感情的な発達や、その感情を伝える言語の習得が遅れてしまうということ。この結果を受けて米国の言語療法士たちも「子どもの言語能力の基盤が築かれる重要な時期に、子どもが耳にする言葉や会話の量が減る」ことに懸念を示しています。

24ヵ月未満の幼児に、スマホ育児はできるだけ避けて!
上記の調査の責任者であるキャサリン・バーキン博士によれば、スマホ育児と言語発達との関連を立証するにはさらなる研究が必要とのことですが、幼児が18ヵ月に達するまではスマホ育児はなるべく避けるべきだと、AAPは発表しています。
また、言語療法士のヒギンス氏によれば、子どもが将来的に言語で後れをとらないためには、「言語能力の基盤が築かれる2歳まで、可能なかぎり多くの言葉を聞かせておくことが重要」だとしています。
言語による表現能力が低下してしまうと、将来、コミュニケーション障害など、思わぬ害が子どもに及んでしまうことにつながります。母親が大切な育児の過程でラクをしてしまった結果を子どもに背負わせないためにも、生後24ヵ月まではできるだけスマホに頼る育児はやめ、きちんと話しかけて育てるようにしましょう。

2歳以上であっても、スマホに頼り切るのは絶対にダメ!
ICT(情報通信技術)やAI(人口知能)など、情報技術が発展する中、子供にスマホやパソコンといった端末を一切与えずに育てるというのは無理があります。でも、与え過ぎるのは、たとえ2歳以上の子どもだとしてもNGです。
2~5歳児は、1日合計1時間以内と上限を決めて、スマホなどの端末を与えるようにしましょう。とくにスマホやタブレットは、画面が小さいため目が疲れやすく、子どものうちから視力の低下を進めてしまうことになるので要注意。また、1時間と上限を決めることで、子どもの忍耐力を養えます。

また、ネットには正誤善悪が入り混じった情報や、悪意のある情報が多数アップされています。こうした情報を、えてして子どもはうのみにしてしまいがち。ひどい場合には、空想と現実の境目が分からなくなってしまい、暴力や殺人にまで発展する……という恐ろしいこともあり得るのです。ある程度判断能力がつくまでは、閲覧してもOKなWEBページを親が限定することも大切です。
寝る前スマホも、睡眠の質を下げ、子どもの成長を阻む原因になりますので、スマホ育児は寝る時間の1時間以上前には終了させましょう。また、子どもは親の背中を見て育つもの。家の中で親がずっとスマホにかじりついていては、子どももそれが「正常な行為」だととらえてしまいます。
1回の利用は15分以内にとどめ、親も、子どもも、スマホに依存する生活から離れるようにしましょう。

デジタル機器の使用が、すべて悪いわけではありません。正しい与え方を親が知り、子どもに正しく教えることができれば、子どもの能力を伸ばすことができるということ、覚えておきましょう。
PHOTO/Fotolia




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