ヘルス

産後うつ&骨粗しょう症を予防!粉チーズがママのカルシウム不足を救う!

粉チーズ.jpg

女性にとって重要なカルシウム摂取ですが、産後の授乳期はいつもに増してその摂取が重要だと言われています。今回はその理由と、赤ちゃんのお世話に忙しいなかでも手軽にカルシウム摂取ができる方法を専門家に教えてもらいました。
産後・授乳中はカルシウム不足になりやすい?
産まれたばかりの赤ちゃんの骨は柔らかくてもろく、骨の形成に必要なカルシウムを多く必要としています。生まれてきた赤ちゃんにとっての栄養源ともなる母乳は、お母さんの骨に含まれるカルシウムを吸収してつくられているため、産後・授乳中のお母さんはカルシウム不足になりやすいのです。そのため、産後・授乳中は意識的にカルシウムを多く摂取しなければ、お母さんの骨密度が低下します。すると、イライラや落ち着きがなくなるなどの産後うつ傾向になったり、産後骨粗しょう症になったりと、さまざまな不調につながってしまうのです。

乳製品に含まれるカルシウムは吸収性が高い
カルシウムの吸収性についての比較グラフ.jpg

『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン』では1日700〜800㎎のカルシウムの摂取を勧めていますが、日本人のカルシウム摂取量と推奨量を比較すると、ほとんどの世代で不足しています。
カルシウムにはリン酸カルシウムとカゼインカルシウムの2種類があります。そのうち、乳製品に含まれるカゼインカルシウムは体に吸収されやすくなっています。

手軽にちょい足しできる粉チーズ
味噌汁カル足し.jpg

東北大学農学部教授の斎藤先生によると、乳製品のなかでも特にオススメなのが粉チーズだそうです。
「牛乳やにぼしなど身近なものでカルシウムが含まれる食品はさまざまありますが、忙しい現代人が、“手軽に効率よく”カルシウムが摂取できる食品は、粉チーズです。粉チーズのカルシウム含有量は牛乳の10倍以上で、乳製品の中でもより効率よくカルシウムを摂取することのできる食材と言えます。毎食(1日3食)いつもの食事にさっとかければ、1日のカルシウム不足分とされる約150mgをかんたんに補給できるんですよ(粉チーズ1食5g=カルシウム約50mg)」

クラフト 100%パルメザンチーズ.jpg


朝食のトーストや昼食のうどん、夕食のお味噌汁にちょい足しするだけなら、忙しくても続けられそうですね。
もちろん、授乳が終わったママやプレママにもオススメ。粉チーズを上手に活用して、健康的に子育てライフを送ってください!


人気記事ランキング

最近の記事