息子の通っている保育園でも、インフルエンザでお休みする園児が増えてきています。子どもがかかると、高熱で苦しんだり、合併症での脳炎の可能性があったりと、ママは不安ですよね。
ママ看護学生でもある私は、日々、医療関係者に囲まれた生活を送っています。そこで、看護師や介護福祉士などの医療界で働くプロたちに、実際に家庭で行っているインフルエンザ対策を聞いてみました。プロの技を参考にして、お子さんをインフルエンザから守りましょう!
ワクチンを打ったからといって、完全にインフルエンザを防げるわけではありません。しかし、今回取材した医療関係者は100%の接種率でした。そして、大事なのは、家族にも予防接種を徹底し、家族でインフルエンザのウイルスを遮断することです。流行前に予防接種を済ませておくことも予防につながる重要ポイントなのだそう。まだ済ませていない方は、急いで検討してくださいね。
公衆の洗面所での行動を習慣化して
「手洗い」と「うがい」は、プロはもちろん、ママや子どもも日常生活習慣として、身に着けておかなくてはならないこと。それに加えて、医療関係者は、洗った後の手のひらで蛇口を触らないように注意しています。ウイルスが付着している可能性があるからです。手首や肘を使う、紙ペーパーなどで閉める、さらには子どもには触らせないなど、なるべく蛇口に触れないようにすることが大切です。
正しいマスクの装着方法を知る
インフルエンザウイルスはくしゃみなどの唾液による飛沫感染で広がります。普通のマスクをしていても通り抜けてしまうので、インフルエンザには不織布製マスクの着用が必要です。薬局でマスクを買うときに注意して購入しましょう。
マスクは頻繁に取り変える必要はありませんが、外したときや、内側に触れてしまったときは交換するのがベスト。また装着方法も、鼻が出ていたり、顎にかけたままにしたりするのは意味がありません!
人ごみに行く前に子どもの状態をチェック
ショッピングモールや映画館など不特定多数の人が集まる場所は、インフルエンザのウイルスがいっぱいだと思っておくことが大切。特に子どもが咳や鼻水を垂らしているなど免疫力が低下していると思われるときは、なるべくそういった場所に連れて行かないことが重要。もし、お出かけの予定がある場合は、マスクや手洗いは徹底することを鉄則にしているというプロが多数!
インフルエンザの感染力は本当に高く、常に気を付けている医療関係者でも、かかってしまうことは珍しくありません。ママが予防に対する知識を高めて、家族を守ってあげてくださいね。
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