そろそろ、春のお彼岸。子どもと一緒にお墓参りに行ったり、ぼたもちを食べたりするご家庭も多いかと思います。「お彼岸とはどんなものか?」を、わかりやすく説明してあげたいものですよね。そんな時に、おすすめの絵本をご紹介します。また、巻末にはおはぎの作り方も書かれていたので、筆者の娘3歳と一緒にチャレンジしてみました!
おすすめしたい絵本は、野村たかあきさんが手がけた「おばあちゃんのおはぎ」。小学生の主人公・きりちゃんが、おばあちゃんに教わりながらおはぎを作る物語です。その中に、おはぎを作る上での「おばあちゃんの知恵」や、「ぼたもちとおはぎの違い」などが書かれており、ママも勉強になること間違いなし!
さらにママにとって嬉しいのは、巻末に料理研究家・堀江ひろ子さんによるおはぎのレシピが掲載されているところ。この絵本の舞台は秋のお彼岸なので「おはぎ」となっていますが、春のお彼岸に食べる「ぼたもち」も作り方は同じ(ざっくり言えば、名前が違うだけなのです)。ということで、このレシピを参考に、筆者の娘3歳と一緒に作ってみました。
ぼたもち作りは、子どもが大活躍!
この絵本では、あずきを煮てあんこを作っていますが、我が家ではそこを手抜き。市販のあんこを使いました。また、もち米2カップ分のレシピが掲載されていましたが、母子二人だけで食べるということで、もち米1カップ分にアレンジ。……と、我が家流に変えて作りましたので、正式なレシピは絵本をご覧ください。
まず、もち米1カップに水を1カップ入れて30分浸水させ、炊飯。炊き上がったら、さっそく子どもの出番。すりこ木を使ってドンドン潰していきます。
ママが仕上げをして、モチモチっといい粘りと香りが出てきたら、またまた子どもの出番。まん丸に形を整えていきます。手を水で濡らしながらやると、スムーズです。左がママ作。右が子ども作。手のサイズ感どおりの大きさに仕上がりました。
さらにそれを、あんこで包みます。これも子どもができる仕事です。できあがりはこんな感じ! 母子共に初体験だったために、不格好ではありますが、できたておはぎの味は格別でした。
なかなか「ぼたもちを家で作る」という発想にはならないと思いますが、子どもが危なげなく関われる工程ばかりなので、おすすめです。今年の春のお彼岸は、親子でぼたもちを作って、ご先祖様にお供えしてみてはいかがでしょうか?