
子どもが小学校に入学するとはじまる学校公開。いわゆる授業参観のことで、最近では月に1度土曜日に行う学校が増えています。入学してはじめての学校公開を見ていると「おやおや!?」と思える親御さんがいるものです。最初の印象で”困ったママ”と思われないように、今回は学校公開で気をつけたいポイントを実例とともにお伝えしたいと思います。
はじめてのお子さんが小学1年生の場合、下に幼稚園児や赤ちゃんがいるママもたくさんいます。もちろんお留守番をさせるわけにもいかず、学校公開に連れてくるのですが、意外にいるのが教室後ろの棚に下の子を座らせてしまったり、授業中にも関わらず教室内を歩かせてしまったりするママ。幼稚園時代は微笑ましく見てもらえても、小学校でははっきりと担任の先生に注意を受ける場合もあります。チョロチョロする下の子を大人しくさせるのは至難の業であることはよく分かりますが、意識して管理する姿勢は忘れないようにしたいものです。
やたらと我が子に話しかけるママ
1年生というのはまだまだ何かと不慣れで、動作に時間がかかるのはしょうがないことです。ところが、学校公開の時にやたらと我が子に話しかけるママがいます。「ほら、次はノート出す!」「分かる? 聞いてる?」など、つい声をかけたくなる気持ちは分かりますが、みんなグッとこらえて見守っているものです。ママが度々声をかけてしまうと、周囲の子も集中しにくくなるなど弊害も出てくるため、我が子が気になる様子でいても目力で訴える程度にとどめ、お説教などは自宅に帰ってからにしましょう。
情報収集にいそしむママ
小学校に入学すると、幼稚園時代と比べて日頃の様子を知る機会はぐっと減ります。我が子がどのように日々を過ごし、クラスはどのような雰囲気なのか!? 学校公開でここぞとばかりに情報収集にいそしむママがいます。教室の中で隣に立つママとお喋り行為はもってのほかですが、気をつかって廊下で話しているつもりでも、却って声が響くこともあります。もちろん担任の先生はじめ参観している親御さんも苦々しい気持ちになることもしばしば。情報収集したい気持ちは分かりますが、あくまでも学びの場であることを認識するようにしましょう。
小学1年生で「マナー違反ママ」の印象を持たれてしまうと、親同士の交流が少ない分、後々まで悪印象を引きずることがあります。自らの立ち振る舞いに気をつけたいものですね。
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