物心ついた頃から、ペットを飼いたいと言い出すお子さんが多いようです。犬や猫を飼うことに自信のないママが「ペットを飼う」というハードルを越えやすいのがウサギです。今回は、基礎知識編の続編として、実際にウサギを飼うことになったときに必要なものと、ウサギを飼う環境について「ペットエコ本店」の鈴木紀恵子さんに、うかがってきました。

ウサギは、家の中でウサギ用ケージに入れて飼うのが一般的です。ケージの中には、ウサギの隠れ家になるハウス、牧草入れ、エサ用のお皿、給水器、ケージ用トイレ、トイレに敷く「消臭用シート」か専用の「砂」が必要です。このほかに、牧草、ペレット(ウサギ用のペットフード)、また、冬はウサギ用「ヒーター」などの防寒グッズが必要です。そのほか、ブラシなどのグルーミング用品、かじり木、お散歩用のハーネス(犬にとっての首輪とリード)、家の中で動けるスペースを確保するサークル、移動用のキャリーケースを必要に応じて用意します。お店で聞いてみるとよいでしょう。
ウサギのケージはどこに置いたらいいの?

ウサギは、温度・湿度の変化に弱く音に敏感なので、できるだけ静かな場所で飼うようにしましょう。また、ウサギは汗腺が乏しく暑さに弱いので、夏はなるべくエアコンの入るお部屋にケージを置いてください。温度は20℃~25℃の間で、できるだけ一定に保つようにしましょう。
どんなエサが必要なの?
ウサギに与えるエサは、牧草、ペレット、野菜類です。牧草は、牧草入れいっぱいに1日数回与えます。ペレットは、ウサギの体重の3~5%を目安に与えます。そのほか、にんじん、きゃべつ、りんご、水菜などの生野菜を与えてください。生野菜は水分が多いので様子を見て量を調整してください。サプリやおやつなども、いろいろと種類が豊富です。赤ちゃんウサギの場合は免疫力強化のためにフードにふりかける「乳酸菌」を用意した方がいいでしょう。ウサギの年齢や健康状態に合わせて、選んでみてはいかがでしょう。
本当にウサギのために必要なものを丁寧に説明をして、すすめてくれるペットショップだと安心です。また、ウサギを飼うことに適した環境を確保できるかどうかもウサギを飼えるかどうかの大切な基準となります。ぜひ、ご家族で相談してみてください。
お話をうかがったお店:ペットエコ本店 〒223-0057 神奈川県横浜市港北区新羽町2582 電話番号 045(541)4187(代表)
【参考】
PHOTO/ペットエコ,斎藤明子