一日働いた最後の仕事が、子どもが寝る前の絵本の読み聞かせというママも多いのではないでしょうか。クタクタに疲れていても、気持ちよく・楽しく読み聞かせをしたいですよね。それができる絵本を3タイプに分けてご紹介します!
クタクタに疲れていても、物語がリズミカルな絵本だと勢いにのって読めます。おすすめは土屋富士夫作の「てじな」。「あんどら いんどら うんどら!」という呪文を軸に手品が披露されていくしかけ絵本なのですが、発語そのものが気持ちいいですよ。
また、石津ちひろ作・山村浩二絵の「おやおや、おやさい」「くだもの だもの」「おかしな おかし」のシリーズもおすすめ。様々な野菜、果物、お菓子が、「そらまめ そろって マラソンさ」など、語呂がいい言葉と共に、表情豊かに描かれています。
感情を発散することができる絵本
「●●な時も怒ってはいけません」、と言われがちなママ。でも、人間だもの、ママだって怒りが溜まります。そんな時も役に立ってくれる絵本があるのです。筆者がおすすめしたいのは、せなけいこの絵本。ストレートに感情が描かれていて、それでいて口汚い言葉ではなく、物語としても楽しい結末になっているものが多いです。特に「となりのたぬき」は、「だいっきらい」「ぽかぽかになぐって、どこかとおくにぶっとばしたい」なんて言葉がどんどん出てくるので、口に出しているとママのストレスが解消されるはず!
また、キヨノサチコ作の「ノンタン」シリーズもおすすめ。特に「ノンタン ぱっぱら ぱなし」は、ちらかしっぱなしのノンタンに、お友達が「いーけないんだ いけないんだ!」と言う場面が痛快です。この絵本を読めば、ちらかしっぱなしの子どもを、楽しく叱れるかもしれません。
ママの趣味が反映されている絵本
自分の趣味が反映されている絵本は、読んでいてテンションが上がります。筆者は音楽が好きなので、音楽絡みの絵本を探しているのですが、その中でも「はじまりの日」にはグッときました。ボブ・ディランの名曲「Forever Young」に、アーサー・ビナードの訳詩と、ポール・ロジャースの絵が加わった絵本です。元々「Forever Young」は、ディランが息子のために作った楽曲。だからこそ、感動的なのだと思います。
また、小ネタを見つけて嬉しくなったのは、ゆうびんやさんのホネホネさんが動物たちに手紙を届ける、にしむらあつこ作の「ホネホネさん」シリーズです。心温まる物語も魅力的ですが、筆者が注目したのは、登場人物のニョロコさんの部屋に飾ってあるアナログ?ポスター?が、馴染みのあるジャケットというところ! ぜひチェックしてくださいね。
いかがでしたか? ぜひ、参考にしてみてください。