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「おかあさんといっしょ」の意外なアーティスト提供ソング3選

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みんな大好き、NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」。実は、様々なアーティストが楽曲提供をしています。その中から特に、音楽ライターである筆者が驚いた&感動した3曲をご紹介します。
「地球ネコ」
2003年10月に、今井ゆうぞうおにいさん・はいだしょうこおねえさんコンビが歌った楽曲。迫りくるトラック、ドラマティックな歌、意味深な歌詞……最初に聴いた時は、かなり衝撃を受けました。しかし、作詞作曲が平沢進さんと知って納得。平沢進さんは、日本においてポストパンク・ニューウエーブを切り開いてきたアーティストです。その「平沢節」を、「おかあさんといっしょ」の楽曲……いわゆる子ども向けの楽曲でも、全開で発揮したところに、彼の信念と、子どもたちに対する信頼が伺えます。
この楽曲、舞台人のゆうぞうおにいさん・しょうこおねえさんだからこそ歌いこなせたであろう難しさがあるのですが、不思議と我が子3歳はお気に入りで、拙いながらよく口ずさんでいます。大人が「難しい」という先入観を持っているものでも、子どもの柔軟な耳は簡単に受け入れられるのかもしれませんね。

「ぼくらのうた」
2009年7・8月に、横山だいすけおにいさん・三谷たくみおねえさんコンビが歌った楽曲。爽やかなメロディのロックナンバーで、パッと聴いただけでバックにバンドがいるようなイメージが沸きます。それもそのはず、作詞作曲は岸谷香さんです。二人のお子さんのママという面よりも、ロックな面が前に出ているところが、岸谷さんらしいと思わずにはいられません。
とは言え、楽曲を貫いている「歌は元気をくれるよ」というメッセージは、岸谷さんが子どもたちに伝えたいことだったのかな?と想像できるあたりに、ママらしさがにじみ出ています。

「ショキショキチョン」
2012年7・8月に、横山だいすけおにいさん・三谷たくみおねえさんコンビが歌った楽曲。子どもも避けては通れない「散髪」を、コブシをまわすような歌い方で、楽しく描いています。我が家では「『ショキショキチョン』する?」と言って散髪に誘うこともしばしば(笑)。そんなありがたい楽曲を作詞作曲したのは、シンガーソングライターのニカさんこと二階堂和美さんです。心を踊らせる独特の歌声の持ち主であり、二人のお子さんのママでもあります。
急にリズムが変わってハッ!とさせるところや、擬音語多めの歌詞など、子どものハートをガッチリ掴むアレンジが盛りだくさん。それでいて、ニカさん節もばっちり感じられる、愛とユーモアと実力の結晶のような名曲です。

いかがでしょうか。それぞれ個性的な楽曲ながら、「自身のメッセージやカラーを思い切り発揮している」ところは共通していると思います。「子ども向けだから」と一歩引いた表現をすることもなく、もしくは子どもやママに寄せたりすることもない姿勢に、アーティストとしての矜持と、子どものしなやかな感性へのリスペクトが感じられます。これからも、様々なアーティストが提供する名曲を聴いてみたいですね!

PHOTO/Fotolia

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