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どうしてカーネーションを贈るの? 母の日にまつわるエトセトラ

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2018年の「母の日」は、5月13日(日)。日本では20世紀初頭に定着した「母の日」ですが、この日にカーネーションを贈り、感謝を伝えるようになったのはなぜなのでしょうか。


母の日は“反戦”を願う母の心から始まった
母の日という言葉が生まれたのは、1870年のアメリカです。アメリカ合衆国(北部)とアメリカ連合国(南部)とが争った4年に渡る南北戦争により、アメリカでは70万人以上の人が死亡しました(第二次世界大戦での米軍の死者は40万人ですから、いかに多かったかわかることでしょう)。これを憂いたジュリア・ウォード・ハウという女性が立ち上がり、夫や子どもを戦場に贈ることを、今後、絶対に拒否しよう!という「母の日宣言」を提唱しました。

同じ頃、負傷兵のために働いていたアン・ジャービスという女性が「母の仕事の日」という活動(地域の女性を結束する運動)を行っていました。アンの死後から2年経った1907年。娘のアンナが母親を偲び、ゆかりのある教会に母が好きだった白いカーネーションを贈ったことから、この日を「母の日」として祝う起源となったといいます。
また、「母の日」に贈り物をする習慣が生まれたのは、さらに時代を経た1942年のオーストラリア。シドニーに住むジャネット・ヘイデンという女性が母の日に贈り物をすることを提唱し、以来、商業的な意味合いがプラスされ、今のように市場の大きなイベントになっていきました。
ちなみに日本では、1913年に青山学院にて母の日礼拝が行われ、働く女性に感謝する日として定着するようになったといいます。

カーネーションは何色がいい?
日本で母の日と言えば、真っ赤なカーネーションを贈るのが一般的ですが、先に描いたようにアメリカでは白いカーネーションが贈られますし、オーストラリアでは“クリサンセマム”という菊科の花を贈るのが通例になっています。

日本では白い花=葬式というイメージがあるためか、白いカーネーションを嫌うこともあるようですが、白いカーネーションの花言葉は「純粋な愛」。母への感謝を表すには、白が最もピッタリくるように思います。ちなみに赤いカーネーションの本来の花言葉は『哀れな心』。母の日の普及に伴い「母への愛」という新しい花言葉が後付けされていますが……なんとなく、残念感がただよいますよね。
紫色は「気まぐれ」「誇り」、ピンク色は「女性の愛」を表すので、母の日に贈るのであれば、ピンクと白のカーネーションを取り混ぜるいいかもしれません。

世界で最も多く国際電話がかけられるのは、母の日!
米国の国際電話会社の調査によると、1年の中で、もっとも国際電話が多くかけられるのが「母の日」なのだそう。バレンタインやお正月といったイベントがある中、母親に「自分の言葉」で感謝を伝える人が多いということの現れなのでしょう。

普段なかなか会うことができない母親へ――贈り物をただ届けるのもいいですが、せめてひとこと「元気でいるよ。いつもありがとう」と、“声”を伝えてみてはいかがでしょうか。
PHOTO/Fotolia



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