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あの頃の気持ちが蘇る…教科書に載っていた印象深い児童書

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みなさんは小学生時代、国語の教科書に掲載されていた物語で覚えているものはありますか? 筆者は新学年になり国語の教科書が配られると、待ってましたとばかりにその日のうちに全ての物語を読んでしまうほどの読書大好き少女でした。
その中には大人になった今でも記憶に深く残っている印象的な物語があるので、いくつか紹介したいと思います。



【モチモチの木】作/斎藤 隆介 絵/滝平 二郎
内容だけでなく、印象的な版画も記憶に焼き付いている名作中の名作。
5歳なのにまだ夜中に一人でトイレに行けない豆太。一緒に暮らしているじさまはどんなに深く眠っていても、豆太の呼ぶ声にいつもすぐ目を覚ましトイレへと連れて行ってくれます。
そんな臆病な豆太の、大好きなじさまに対する優しさや勇気を描いた物語。小学生の頃に読んだ時には何となく不気味で怖い話しだと思っていましたが、大人になってから読み返してみるとじんわりと心が温まるようなストーリーで、昔とは全く違う印象を受けました。
モチモチの木 (創作絵本) [ 斎藤隆介 ] - 楽天ブックス
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【アレクサンダとぜんまいねずみ】作・絵/レオ・レオニ 訳/谷川 俊太郎
人間に疎まれているねずみのアレクサンダと、自分で自由に動くことはできないけれどみんなに可愛がられている、おもちゃのぜんまいねずみ・ウイリーの友情を描いた話。ウイリーが羨ましてく仕方がないアレクサンダは、魔法のとかげにぜんまいねずみに姿を変えてほしいと願います。しかしある日、段ボール箱の中に捨てられているウイリーを見付け…。

友達を羨む気持ちや助けたいと願う気持ち、そして自分のためではなく誰かのために使う勇気や優しさ…生きていくうえで避けることのできない、とても大切なことが詰まっています。
果たしてアレクサンダが出した結論は本当に正しかったのか、今読むと深く考えさせられる物語です。
アレクサンダとぜんまいねずみ ともだちをみつけたねずみのはなし [ レオ・レオニ ] - 楽天ブックス
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【きつねの窓】作/安房 直子 絵/織茂 恭子
染物屋の店員に化けた子ぎつねが、猟師の“ぼく”に桔梗の汁で指を染めて窓を作って見せます。するとそこには母きつねの姿が…。母は猟師に鉄砲で撃たれて亡くなったのだ、と猟師に告げます。その窓には失ってしまった大切な人やもの、懐かしい風景が映るのだと知った猟師は、鉄砲と引き換えに自分も同じように指を染めてもらいます。覗き込んでみると、昔大好きだった少女や死んだ妹の声、昔住んでいた家の庭先が見え、切ない気持ちになりながらも、この素敵な指をいつまでも大切にしたい、と思います。しかし…

母を奪った鉄砲を取り上げると同時に、大切な人を失う辛さを“きつねの窓”を通して猟師に再認識させた子ぎつね。物語全体から漂うもの悲しさも含め、深く心に残っている作品です。
きつねの窓 (おはなし名作絵本) [ 安房直子 ] - 楽天ブックス
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知っている、または覚えている作品はありましたか?
教科書に掲載されている作品には名作がいっぱい。小学生のお子さまをお持ちの方は、懐かしの物語を親子で共有してみるのもいいですね。

PHOTO/Fotolia



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