子育て

実母の干渉が辛い…上手に防ぐ方法はあるの? ~後編~

Fotolia_59952050_Subscription_Monthly_M.jpg

家族心理ジャーナリスト・カウンセラーの麻生マリ子さんに娘と実母の関係性について聞くインタビュー。前編では過干渉になりやすい母親のタイプや接し方をお伺いしました。後編では他の家族への相談や上手な距離の取り方についてお聞きします。
父親に、孫以外の関心事を持つ手助けをしてもらうのもアリ
Q:父親や夫、きょうだいなど、周囲の家族に母親の過干渉を相談しても良いのでしょうか。

麻生:夫はあなたの家庭を協力して守るパートナーですから相談はしたほうがベスト。ただし、義母に対して意見しづらいのは当然なので「母に過干渉をやめるように言って」という要求は避けたほうがいいでしょう。ともにいかにあなたの家庭を守り、母に対するスタンスを考えるかに留めましょう。

父親には、母親が自分の世界を持つ手助けをしてもらえると効果的。孫以外の関心事、夢中になれる趣味や楽しみを持つことは大きいです。母がペットを飼い始めたら、孫の代わりに“育てる”対象ができたため過干渉がおさまった、という事例もあります。

自分のきょうだい間における立場や状況によって母親の孫との距離感もそれぞれです。そのため要らぬ軋轢を生まないように、きょうだいとは情報交換程度に留めておく。あるいはきょうだいから同様の相談があった時にはこちらも相談するくらいが良いと思います。問題解決を求めて家族・親族内で相談するならば、母親にとってキーパーソンとなる人物を見極めると良いでしょう。

母親の愛情に寄り添いながらも、自分の子育てに自信を持って
Q:過干渉な母親に対する効果的な接し方はありますか。

麻生:娘の苦痛の度合いにもよりますが、まずは母親を無碍に否定するより「お母さんの頃はそうだったんだ」「私を育てた時はそうしてくれていたんだね」と寄り添いながら、「今はこうらしいよ」と現代の子育てをともに学ぶ姿勢を見せる方が賢明です。

Q:過干渉な母親を持つママにアドバイスがあればお願いします。

麻生:現代では育児グッズ一つでも数年前にはなかったものが登場するなど子育ての現場や常識は目まぐるしく変わっています。そんななか、お母さまの時代と今の子育てとに大きなギャップが生まれるのは当然のこと。お母さまの孫可愛さに理解もしたいところですが、子育ての主体はあなたと夫です。自信を持って子育てをなさって、お母さまとも適度なご協力関係を築いていってください。

娘の子育てや孫育てにいろいろと口を出してくるのは、今でも娘に対して母親としての愛情があるからこそ。ただ単に母親を突き放すのではなく、その愛情に寄り添いながら自分なりに上手に付き合っていく方が今後の関係性のためにも良いことは間違いありません。過干渉な母親を持つママは、是非麻生さんのアドバイスを参考にしてみてください。

asousan1.png
【麻生マリ子(あそう・まりこ)】
家族心理ジャーナリスト・カウンセラー/母娘・家族問題研究家。女性たちの抱える生きづらさの背景として母娘関係に着目。10年余りに渡る取材・執筆活動を経て、現在は家族問題の相談や著述を主に活動。また新聞や雑誌、WEB媒体などへ寄稿、コメント提供を行う。心理学科卒。1600人インタビュー・対談。相談1万件。自身も娘を持つ母である。





LINE NEWS配信中。
友だち追加してね!

人気記事ランキング

    最近の記事