
さまざまな言葉を習得して背伸びもするけど、まだまだあどけなさの残る幼稚園児。我が家の年中の息子もただいま絶賛背伸び中。もちろん自分のことは“オレ”と呼び、やたら大人びた言葉を発することも。だけど精一杯かっこつけた発言も、やっぱりちょっと空回り…。
そんな息子の口から日常の中で飛び出した、おマセ発言を紹介したいと思います。
息子が年少の頃、突然ものすごいドヤ顔でニヤニヤしながら、『ねぇ、もしかしてママってオレのこと、おうじさまだとおもってるんじゃない?』と言ってきました。まさかの発言にしばらくポカン。あとから理由を訊いてみたら、「まいにちギューッてしてきたり、オレにすきっていっぱいいうから」とのこと。息子の思う王子様って一体…?
上から目線で自信に満ち溢れた彼に、そんなこと全く思っていないとはさすがに言えなかった母でした。
そんな息子、ちょっと困る…
『だいがくせいになったらオレ、ママにかっこよく“すきだぜ!”っていうよ』。
“すきだぜ!”の言い方が早口で妙に気取っていたので笑ってしまいました。
100%実現しないであろう(むしろしないでほしい)息子の将来の姿を思わず想像してしまいました。
自分の旬は、18~19歳らしい
最近の息子は、将来好きな人にプロポーズをする時のことで頭がいっぱいのよう。この前も「オレ、25さいくらいでけっこんしたいけど、おんなのこに“けっこんしてください!”っていうのいやだなぁ。ことわられるかもしれないし」と悩んでいました。なんでそんなに自信がないの? と訊いてみると、『だってオレ、18さいか19さいのころはかっこいいかもしれないけど、そこからどんどんかっこわるくなっていっちゃうかもしれないし…』と真剣な顔で打ち明けてきました。
…何も言えない。
『逆に~』にハマる息子
お姉ちゃんの影響なのか、「ぎゃくにこわくない?」、「ぎゃくにいえなくない?」などという言い回しを一丁前に繰り出す息子。そんな彼が友達と遊んでいる時に言いました。『ぎゃくにぎゃくじゃな~い?』。
もうこうなってくると、聞いている周りだけでなく本人ですらよくわかっていない模様。
上に姉がいるのでおマセ度がだいぶ高めの息子ですが、5歳の誕生日の時に“どんな5歳になりたい?”と訊ねたら、『やさしくて、はなをほじらない5さいになりたいです』という答えが返ってきました。
まだまだちゃんと子どもらしい部分もあることに、何だか妙に安心した母でした。
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