
子どもの不慮の事故、その発生場所で最も多いのは屋外ではなく家の中だということをご存知ですか? 子どもというものは大人が思いもしない行動を起こすものですが、だからといって四六時中子どもを見張っているわけにもいきませんよね。
できるだけ家庭内事故のリスクを減らしたい…! 今回はそんなママさん達が自宅内で行っている安全対策についてリサーチしてみました。
「2年前、引っ越しをするにあたって夫と家具の買い足しを検討していた時、まだ子どもが小さいので背の高い家具は避けようと話し合いました。子ども部屋はもちろん、リビングや寝室の家具は全て背の低いものにしています。元々持っていた本棚や大きなタンスは、子どもが入ることのないパパの部屋へ。安全面を考えて決めたことですが、高さのない家具ばかりで統一しているリビングは、死角もないし部屋が広く見えるので気に入っています」。(3歳男の子・7ヶ月女の子のママ)
転落事故防止のために決めたルール
「幼い子どもがマンションから転落する事故のニュースを見るたびに胸が痛くて…。マンションで子育てをしている身として他人事ではないなと思い、我が家ではバルコニーとベランダには勝手に出てはいけないと決めています。“出ていいのは親がベランダにいる時と、出ていいと言われた時”を徹底しています。それに加えて足場になりそうな物も置かないよう気を付けています」。(7歳女の子・5歳男の子のママ)
“ヒヤッ”を経験して…
「以前お兄ちゃんが遊んでいたおもちゃのパーツが、気付いたら1歳の弟の口の中に2つも入っていたことがありました。角がある物だったので、もし飲み込んでいたらつっかえたり、喉を傷付けてしまったりしていた可能性も。それ以来、弟が飲み込む危険性のあるおもちゃで遊んでいいのは弟が寝ている間だけ、とお兄ちゃんと約束をしています」。(4歳・1歳男の子のママ)
ちなみに今回取材をしてみて1番多かった安全対策は、“キッチンや階段の入り口部分にゲートを付ける”でした。キッチンは包丁やコンロなどの危険な物がいっぱい。特に気を配って対策をしたい部分ですよね。
子ども目線で家の中を見渡してみて、事故に繋がってしまいそうな危険な個所はないか、今一度点検してみることをおすすめします。
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