
お料理が美味しそうに見える盛り付けのコツといえば、「高さ」「余白」「彩り」です。とくに「彩り」には、ポイントがあります。海外のオシャレな料理雑誌では、黒やグレーのお皿に「紫」の食材を入れるのがトレンドです。動物性食材を使わないヴィーガン料理も、「紫」の食材を添えて華やかにみせます。よく見る料理も「紫」が加わるだけで、印象がガラリと変わります。
定番のサラダも「紫」のトッピングで、リッチ感をプラス!

例えば、定番のグリーンサラダにコーンの黄色やトマトの赤を入れると? どこか幼くて華やかさに欠けます。でも「紫」の食材なら大人のリッチ感が出せるのです。上の写真は、水菜・トマト・スナップエンドウのサラダに「紫キャベツ」「ビーツ」「レッドキドニー」の「紫の野菜」を3種類入れただけです。「紫」の効果で、シックな大人の雰囲気が演出できました。
盛り付けのアクセントに「紫」のマリネを作ると便利!

急な来客が来ても、「紫」のマリネを常備していれば安心です。例えば上の写真は、「紫キャベツのマリネ」「ミョウガの梅酢漬け」「紫タマネギのマリネ」「れんこんの梅酢漬け」です。「紫」のマリネは、洋食だけではなく、和食でも華やかさを加えます。
大人のデザートも「紫」のフルーツで上品に!

デザートも「紫」を入れるだけで、上品で洗練されたプレートになります。ハワイのオシャレなデザートも「紫」を効果的に使っています。最近では、「紫イモ」を使ったマラサダやパンケーキ、「ドラゴンフルーツ」を使ったピタヤボールなども人気がありました。例えば上の写真は、300円のスポンジケーキにヨーグルトと「ブルーベリーシロップ」をかけたものです。お金をかけなくても「紫」を入れるだけで、高見えになります。
「紫」の食材をプラスするだけで、料理が美味しそうに見えるのには理由があります。紫色の野菜や果物には、「アントシアニン」という成分が含まれています。ポリフェノールの一種で、食欲を増進させる効果をはじめ、優れた抗酸化力などが期待できます。女性には、美しくなりたい=食べるべき色と無意識に判断するのかもしれませんね。
PHOTO/ito maki