子育て

出産時の「子連れ入院」。そのメリットとデメリット

Fotolia_183877406_Subscription_Monthly_M.jpg

子連れ入院とは、出産時にママと一緒に上の子も入院すること。7歳長男、3歳次男、1歳長女のいる我が家では、次男の出産時に、長男も一緒に病院に泊まる「子連れ入院」を経験しました。そのとき感じたメリットとデメリットをご紹介します。



子連れ入院を決めた理由
当時は転勤族だったため、遠方に住む実母や義両親と会うのも年に1〜2回でした。長男はママ以外と眠ることができませんし、アレルギーがあったため、1週間近く預けるには不安がありました。家の近くにあった産院は子連れ入院可能だったため、子連れで出産することを選択しました。

子連れ入院で感じたメリット
次男の出産時は破水してから出産まで2日かかり、黄疸による光線治療も受けたため、入院期間は9日間。病院によって異なりますが、筆者の産院は無事出産するまでは出産優先のため、子連れ入院ができませんでした。出産までは夫に長男を見てもらい、産後の7日間は長男も一緒に過ごしました。ちょうど幼稚園は春休みだったので、日中は義家族に長男を頼み、夕方〜朝までを長男と過ごすことになりました。

長男と次男は4歳差なため、「4歳になると下の子が生まれて寂しくても我慢してしまう」と聞いていて心配していました。産後すぐから次男のお世話の様子を見たり、手伝ってもらったりすることで、「ママと一緒に育てる感覚」が長男に芽生えたように思います。

新生児期は寝ていることも多いので、夕方からでも長男との時間もとれました。夜も一緒に眠ることで、「ママと赤ちゃんは一緒なのに自分は家で我慢しなければいけない」と寂しい思いをさせずに済んだと思います。母親として、離れていればつい長男の心配をしてしまうので、一緒にいられることでその不安もなかった分、精神的に楽でした。

子連れ入院で感じたデメリット
産後は夜も眠れないので、昼間も上の子を相手するには体力的に不安がありますよね。子連れ入院で1番心配していたのは、日中の長男の預け先でした。次男の場合は低体重児だったため、母乳を搾乳して哺乳瓶から飲ませる必要もあり、その分夜寝る時間も削られました。幸い筆者は義家族に見てもらうことができましたが、出産は何があるか分からないので、日中だけは上の子の預け先を検討しておくことをお勧めします。

また、子連れ入院は追加費用がかかります。子連れだと広い部屋を選ぶことになり、一般的な病室に比べると差額の部屋代がかかるでしょう。子どもの布団や食事まで頼むと、その料金もかかります。病院によって異なるので、チェックしておきましょう。

3人目の出産時も子連れ入院を検討しましたが、助産師さんからは「2歳だと椅子やテーブルによじ登ったり、病室から出て行ったりするでしょう。その都度ママが立って追いかければ産後の体には響くし、子どもがケガしても困るわよね」と言われ、子連れ入院はしませんでした。上の子の年齢も、子連れ入院の判断の基準になると思います。

出産時の入院で一番大切なのはママの体ですから、最終的にはママが無理をしないで済む選択をすることをお勧めします。
PHOTO/Fotolia



人気記事ランキング

最近の記事