今年の「土用の丑」は、7月20日(金)。焼きたてのうなぎをアツアツのごはんに載せていただく「うな重」を、家族そろっていただきたいところですが、昨今のうなぎの高騰により、高値の花になってしまいました。先日、都内のスーパーで価格を調べてみたところ、小型のかば焼きが1枚1400~1800円ほど。家族でいただこうと思ったら、5000円は必要になってしまいます。
高いから買えない!! でも、せめて、うなぎの気分だけでも味わいたい! というご家庭のために。「見た目はカンペキにうなぎ!」な、必殺レシピをお届けします。
<材料(2~3人前)>
・ちくわ 1袋(3本)
・うなぎのタレ(40~50g入り程度のもの) 2本
・ししとう 1パック
・七味唐辛子 適宜
<作り方>
1:ちくわを開きます
タテに切れ目を入れてちくわを開き、内側に数本、包丁でスジ目を入れて、平べったく形を整えます。くるんと丸まってしまう場合は、中の白い部分を外側にして巻き、ラップをして少し時間を置いておくと丸まらなくなります。
うなぎのかば焼きに近づけるために、ちくわは、今回使用しているような、出来るだけ表面全体に焼き色が付いているものを使うのがコツ。また、太くて身がしっかりしているものを選んでください。
2:ししとうの下処理をします
ししとうは、洗って水けを切り、ヘタを落とします。焼いているときに空気が膨張してパンッとはじけることがあるので、包丁で切れ目をチョンと入れておくと安心です。
3:ちくわを焼きます
フライパンを熱し、ごく少量のサラダ油(分量外)をしき、ちくわを白いほうを下にして並べます。フライ返しで上からギュッと押さえながら焼いていきます。
4:ししとうを加えて、さらに焼きます
フライ返しで押さえなくても、ちくわが丸まらなくなったら(焼き始めてから1分くらい)、ししとうを加えます。
5:表面は軽く焼きます
ちくわをひっくり返し、表面も軽く焼きます。ちくわに焼き目が付いているので、10~20秒ほど焼けばOKです。
6:タレをからめます
うなぎのタレを1本分まわしかけ、ちくわとししとうにからめます。水分が飛び、タレがドロッとしたら火を止めます。
7:ごはんに盛り付けます
ごはんを丼に盛り、うなぎのタレをお好みで回しかけます。この上に、かば焼き風のちくわとししとうを盛りつければ完成!
見た目は、思わず笑っちゃうほど「うなぎ」そっくりになります。お味はちくわですが、うなぎのタレのおかげで、ちくわとは思えない満足感が味わえるのがポイントです。お好みで七味唐辛子を振ると、うなぎのタレの味が引き立ちます。
土用の丑の日の前後は、うなぎの価格が上昇してしまうもの。当日はこんな”なんちゃってうなぎ”で我慢をし、価格が少し落ち着いてから、美味しいうなぎ屋さんに食べにいく、なんて感じで楽しむのもいいかもしれませんよ!