
最近はクール毎に話題作が登場しているテレビドラマ。無料動画配信サービスで見逃し視聴ができるようになったので、複数の作品をチェックしているママも多いのでは? 2018年7月スタートの夏ドラマも気になる作品が目白押し! ということで、ママだからこそチェックしたいテーマを扱った作品を3つご紹介します。
「義母と娘のブルース」(TBS系・火曜22時)は、仕事熱心なキャリアウーマンの亜希子(綾瀬はるかさん)が8歳の娘・みゆきを持つ良一(竹野内豊さん)と結婚して血の繋がらないみゆきと“義母と娘”の関係になり、母親になるために一生懸命娘を愛していく10年間を描いた作品。桜沢鈴さんによる同名漫画が原作となっています。
自己紹介の際にみゆきに名刺を差し出したり、みゆきに好かれるために会社の後輩を巻き込んでリサーチしたりとビジネスライクで現実離れした方法でもがいていくユーモラスな亜希子も見所ですが、必死にみゆきに向き合っていくその姿に胸を打たれること間違いなし。
原作では病に蝕まれてしまう良一がいなくなれば、身寄りのいないみゆきにとって自分だけが唯一の家族になってしまうという使命感を持っていく亜希子。ドラマでも物語が進むにつれ、血が繋がっていようがいまいが、娘を愛すること、そして母親になることとは何かについて同じ母として共感と涙なしでは観られない作品になっていきそうです。
知的障害を持つ小児外科医の物語
山崎賢人さん主演の「グッド・ドクター」(フジテレビ系・木曜22時)は、並外れた記憶力を持つサヴァン症候群がありながら、コミュニケーション能力に乏しい自閉症スペクトラム障がいも持った小児外科医・新堂湊の物語。2013年に韓国で放送された人気ドラマのリメイク作品です。
純粋に「子どもを救いたい」という気持ちで仕事をするものの、病院や周囲の人間と衝突してトラブルを起こしてしまう湊が、子どもと一緒に成長していく姿が、日本の小児外科医の現状とともに描かれる本作。
発達障害や知的障害のある子どもを見守る親目線で湊を見ると、「他人と違うことをどう受け入れて乗り越えていくか」という子育ての重要な問いも胸に突き刺さります。
見習い看護師が向き合う、産婦人科のリアル
沖田×華さんの大ヒット漫画のドラマ化「透明なゆりかご」(NHK・金曜22時)。見習い看護師が、産婦人科のリアルも目の当たりにしながら命を見つめていく作品です。
産婦人科で日常的に起こるのは、死産や中絶、妊婦死亡事故など幸せな出産だけではありません。そんな産婦人科の“暗”の部分もしっかり描いた本作を観れば、生まれてくる赤ちゃんの命の尊さ、出産の奇跡を改めて感じてしまうはず!
ママだからこそ楽しめる3作品。皆さんも是非第1話からチェックしてみてくださいね。
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