子育て

祖父母に預けてヒヤリ。長男が生卵入りうどんでアレルギーを発症

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子どもに食物アレルギーがあると、祖父母でも預けるのは躊躇してしまいますよね。筆者の長男もアレルギーがあり、義両親に預けたときに発症してしまいました。そのときのエピソードをご紹介します。
生卵入りうどんで発症
数々の食物アレルギーを抱える長男は、卵アレルギーもあります。夫も小さな頃に卵アレルギーがあったため、「義両親は、食物アレルギーに関しては理解がある」と思っていました。

2歳の夏、帰省した際に、義両親に長男を見てもらったことがありました。筆者が帰宅したときは長男は普通でしたが、次第に目の周りにプツプツが出て赤くなり、痒がりました。

話を聞いたところ、おじいちゃん用に作った生卵入りうどんを「卵がかかっていない端っこなら大丈夫だろう」と思い少し食べさせたとのこと。夜だったこともあり「様子を見よう」という提案を受け入れたけれど、なかなか改善しないので40分離れた病院へ連れて行くことに。ところが車中で次第に症状が落ち着いていったので、結局は病院には行かず家に戻りました。

このときはこの程度で済んで良かったですが、今考えると恐ろしく思います。アレルギー治療は発症してからの時間が勝負なので、様子を見ることなく病院に行くべきだったと思います。

「アレルギーは家族が起こすことが多い」と言われて
この件を主治医に話したところ、「悲しいことだけれど、アレルギーを発症する原因は家族のことが多いんです。『これくらい大丈夫だろう』とか、『昔はなかった』とか、『自分は分からないから』とか、『子どもに何でも食べさせてたい』とか。そういった思いから発症してしまうケースは多い。ご家族にはアレルギーに十分注意するよう、主治医から話があったとことを伝えてください」と言われました。

義両親にも実母にもこの話をし、それ以降は毎回病院で言われたことを伝え、病院からもらったアレルギーの検査結果や資料もコピーして渡すようにしています。長男はアレルギーの種類も多いので、表に書いたものを台所に貼ってもらっています。第三者の言葉、特に医師の言葉の威力は強く、祖父母たちの理解も深まったように感じています。

それでも話していると、「昔はなかった」「ちょっとぐらいなら」という考えが、実は根底にあることも感じています。まだわからないことの多い病気ですから、祖父母世代に完璧に理解してもらうというのも難しいのでしょう。「神経質な嫁と思われるだろうけど、子どものことを考えるとそれぐらいで丁度良い」と思いながら、祖父母にはこまめに説明するようにしています。

子どもを預けているときにアレルギーを発症してしまうと、みんながパニックなってしまい正しい判断ができない可能性もあります。祖父母に説明する際は医師の話や病院からもらった資料も合わせて説明すると、理解もしてもらいやすいと思います。

PHOTO/Fotolia

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