ライフスタイル

8月11日は「山の日」! 子連れ登山での注意点とは

Fotolia_209642044_Subscription_Monthly_M.jpg

今年の8月11日に、制定から3年目を迎える「山の日」。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを目的として作られたせっかくの「山の日」ですから、家族そろって登山やトレッキングを楽しみたいもの。でも、たとえ低山でも、山を侮ると大事故につながりかねません。遭難したりケガをしたりしないために、守りたい約束ごとをまとめてみました。
登山は事前の準備が大切です!
標高599m。ミシュランで3つ星を獲得し、年間300万人もの登山者がおとずれるという東京都八王子市の「高尾山」。整備された登山道+大勢の登山客という良好なコンディションにも関わらず、2015年にはなんと、90件を超える救助要請がありました。ちなみに2016年の、首都圏の山岳での遭難件数は2,495件。死者・行方不明者はなんと319人にも上っています。

トレッキングや低山での遭難が増えている理由のひとつは、「山ガール」や「インスタ映え」による、にわか登山ブームがあります。自分たちが登る山について何も調べずに、「おしゃれ」で「手軽」な格好で挑む登山者が多く、登山を侮っている場合もあり、実際に山に登ってみてはじめて、大自然の驚異にさらされてしまうのです。

「そうだ、山に登ろう!」――そう思ったら、まずは綿密に計画を立てましょう。どの山の、どこから登り、どこに降りるのか、何時間くらいかけて歩を進めるのか、そうしたことを地形図を見ながら計画し、綿密な準備を行います。
登山用の地図は、国土地理院が発行する2万5000分の1の地形図がおすすめ。地点間の距離や、地表面の様子(植生・岩・砂礫など)が記載されているので、危険があるかないかを知る目安としても便利です。

また、登山の3日前からは、天気予報を朝晩コマメにチェックすることを忘れずに。とくに小さな子どもと登山をするのであれば、少しでも天候が荒れる予想が出ているならば、延期することをおすすめします。

装備は十分すぎるくらいでちょうどいい
低山であっても、天気予報で晴れマークが続いていたとしても、山の天気は変わりやすいもの。レインウエア(傘は落雷が危険です)は、ひとり1枚を必ず用意しておきましょう。また、日帰りで帰宅する予定だったとしても、ヘッドライトは必需品。できれば人数分を用意して出かけましょう。
トレッキング用のシューズ&ウエア、手袋(軍手可)、虫よけ、虫刺され用の薬、水筒(ペットボトル可)、タオル、ホイッスル、携帯電話(充電器)、そして前出の登山地図は必携です。山の上は紫外線が強いので、帽子や日焼け止めを持参することもおすすめします。

登山中は、人の言葉を良く聞いて!
道迷いや転落といった遭難事故のほか、落石や火山噴火、落雷、鉄砲水、熱中症や脱水症といった危険が登山には付きものです。夏山を見回っている、山岳警備隊や警察官、消防署員、山小屋のスタッフなど、”プロ”の助言は必ず聞くようにしましょう。また、各山の麓で記す「登山届」は必ず提出を。何かあったときの救助が容易になり、生還率が高まります。

今年の春、新潟で登山中の親子が遭難し命を落とすという、いたましい事故が起こっています。どんなに慣れていたとしても、山は決して安全な場所ではありません。子どもたちに楽しい夏の思い出を作ってあげるためにも、準備や注意を怠らないようにしてください。
PHOTO/Fotolia


人気記事ランキング

最近の記事