子育て

厳しくしつければ良いわけじゃない!? 「自律」と「他律」の違い

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トイトレ、ご飯の食べ方、後片付け…子どものしつけは、「早くできるようになってほしい」というのがママの願いですよね。できるようになるまでの対応や後始末は大変ですし、同年代の子と比較して我が子が遅れていると焦るもの。「もっと厳しくしつけないと」と思ってしまうでしょう。

実は子どものしつけは「早ければ良い」「厳しければ良い」というわけではありません。やり方によっては自律させるつもりが、他律になっていることもあるのです。

自律か、他律か


たとえばトイトレの場合、お漏らしの後始末は大変ですし、他の子は早く出来たなんて話を聞くとママも焦ります。いきなりお漏らしさせないようにトイレに長く座らせたり、「拭くのが大変だからもう失敗しないでよ!」なんて言いたくなったりする気持ちはわかりますが、ちょっと待って。

児童精神科医の佐々木正美氏は、それは「他律ですから。ほかの人がコントロールしているのです。(中略)強制が強すぎる育児というのは、子どものなかに自律性が育たない」(『子どもへのまなざし』福音館書店)と言います。

子育てをする上で目指したいのは「自律」です。子どもが自分で自分を律していく力を身につけることは、人生から見てもとても大切なことでしょう。これが他人から全てをコントロールされては、自律性が育たなくなってしまいます。

親はどこまで関わるか


では、どこまで親は子どもに関われば良いのでしょうか。おしっこやうんちがしたくなったらトイレへ行くことや、トイレの使い方は、大人が教えなければ分かりません。「こうしたら良い」ということは繰り返し子どもに教えますが、「実行できる時期はゆっくり見守ってあげながら、できるだけ子どもまかせにしてあげる」(同著)と言います。

子どもが教えられたことができるようになるまでには、脳や身体機能が発達し、何度も失敗を繰り返し、失敗しても励ましてもらって安心感を感じ、そうしてゆっくりできるようになっていくのです。「教えられたらすぐに出来て当たり前」という前提ではなく、「すぐにはできなくて当たり前。我が子はいつできるようになるかな」という前提でいると良いでしょう。

イライラしたら分析を


そうはいっても、何かと忙しいママはイライラしてしまいますよね。そこでお勧めしたいのは子どもの分析です。しつけの過程で「うちの子は何が得意で、何を嫌がり、どんな性格か」と分析してみてください。

我が家のトイトレは、長男は「濡れるのが嫌だから自らトイレに行った。トイレが怖くておまるが長かった。うんちが先でおしっこに時間がかかった」、次男は「濡れても気にしない。最初からトイレ。おしっこが先でうんちに時間がかかった」という違いがありました。これはトイトレだけでなく、他のことでも出てくる特徴だと思っています。

特に夏はトイトレをされる方も多いと思います。自律と他律の話を参考にし、ゆっくり我が子ができるときを見守っていきましょう。

PHOTO/Fotolia

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