食&レシピ

衛生管理士直伝! 夏の食卓を菌から守る3つのポイント

mm7-5miurakie.jpg

暑い日が続きますね。家族の安全を守るママにとっては、時期的に食中毒が気になるものです。そこで今回は、衛生管理士の筆者が夏の食卓を菌から守るポイントについてお話しします。


食材同士が触れ合わないように保管する


肉や魚、野菜を購入してきたとき、皆さんはどんな保管方法をとっていますか? 買って来てすぐ冷蔵庫、冷凍庫に入れるのはもちろんですが、食材同士が触れ合わないように保管するのも大事です。冷蔵庫のテレビのコマーシャルなどでは、野菜をそのままの状態でしまっていますが、出来るだけ新聞紙に包んだり、ビニール袋に入れたりするなどして種類の異なる食品同士が触れ合わないようにするのがオススメ。
冷蔵庫、冷凍庫内の温度は開け閉めによって多少上がったり下がったりします。その際の結露などで水滴が食品を傷めてしまう原因になります。肉や魚から出た汁が他の食品に付着すると、菌の増殖につながるので、密閉容器やビニール袋に入れることを徹底し、冷蔵庫の開け閉めは速やかに行いましょう。

加熱調理は食べる直前に行う


火を通せば大丈夫! と考えてしまいがちですが、火を通してもそれから時間がたってしまうと鍋やフタなどについていた菌が増えたり、料理そのものに菌がついたりしてしまいます。再度調理する際にはしっかり加熱する必要が出てきますので、加熱調理は食べる直前に、十分に行うようにしましょう。加熱は75度以上で1分以上行うことが大事。菌を殺すことが出来ます。

残った食品は保管方法に気を付けよう


余った食品を正しく保存しておくことによって、菌に汚染されるリスクを軽減できます。まず、残った食品は浅い容器に入れて早く熱をとってしまうことが大事です。室温で長く放置すればするだけ菌が増えてしまうので、出来るだけ早く粗熱を取り、冷やしての保管にシフトするのが吉。
細菌の種類の多くは、冷蔵庫内では増殖がゆっくりになります。いかに室温で置いておく時間を短くするかが大事になってきます。そして、あくまでも冷蔵庫や冷凍庫では「菌の増殖がゆっくりになる」ということを忘れないで下さい。菌の種類によっては、密封されていても、温度が低くても増殖が止まらないものも存在しますので、食べきれる分は食べきってしまうこと、保存は短い期間でとどめることも大事です。

いかがでしたか? 普段の生活では徹底していないこともあるのではないでしょうか。この3点に気を付けて、家族の健康を守っていってくださいね。

PHOTO/Fotolia





人気記事ランキング

最近の記事