日本古来の伝統食である「ぬか漬け」。“腸活”にも良いって聞くけど、ぬか床を持つのはハードルが高い……。そんな人にも手軽に挑戦できるアイテムが、あの無印良品から出たと聞き、さっそく試してみました!
2018年6月に新発売となった無印良品の「発酵ぬか床」。
発売直後から大人気、また販売店舗が限られているということで、ネットショップで調達。ジップ付き袋に入って常温の状態で届きました。
このぬか床のすごいところは2つ。まずは毎日かき混ぜなくていいこと。ぬか床といえば、毎日混ぜなくてはいけないという常識を、いきなりくつがえしてくれます。
そしてもうひとつは、あらかじめ発酵されているので、買ったその日から漬けられること! 通常は発酵するまで数週間かかるので、ぬか漬けが食べたい!と思った日から始められるのは嬉しいですよね。
さっそく冷蔵庫に残っていた大根を漬けてみました。
皮をむいて縦4等分にして……
袋の中のぬかにギュギュッと押し込み、
冷蔵庫の野菜室にイン! そう、こちらのぬか床は冷蔵庫で管理ができるのも嬉しいポイントです。
さて、1日漬け込んだ大根はどうなったでしょうか。
おお! しっかり漬かっていそうです。
やや酸味の強い仕上がりでしたが、美味しい! この手軽さで夕食に1品追加できるのも、半端に残った野菜が活用できるのも忙しいママにはありがたいのではないでしょうか。
あんなものやこんなものも漬けてみた!
すっかり楽しくなり、翌日から様々なぬか漬けにトライ。
定番のカブとニンジンはもちろん、
ズッキーニは皮を数カ所むいてから漬けたら、イイ感じに漬かりました。
約1ヶ月が経ち、ちょうどよい塩梅になってきていますが、袋の説明書きによると、漬かりがわるくなってきたら塩を足すとよいのだそう。その他、ビギナーさんにもやさしい漬け込み時間の目安なども書いてあるので安心です。
発売の経緯を、担当者さんに聞いてみました!
そんな「発酵ぬか床」がどうして生まれたのか、「無印良品」を運営する良品計画の鈴木美智子さんに聞いてみました!
「元々、おいしくて健康的な生活を支えるものとして、発酵食品にはとても興味があり、自分でも作ったり食べたりしていたのですが、ぬか床は毎日かきまぜないとダメなので、旅行や出張があるとムリかな……とか、美味しく漬けることができるまで手間がかかりそうだなというイメージがあり、私自身あきらめていました。でもそう思っている人はたくさんいるはず、それなら商品として開発したら多くの人が喜んでくださるかも、と考えたのがきっかけです」
開発にあたっては、説明書きなどどこまで書いたらいいのかなど悩みながら作ったそうですが、発売開始後、SNSを中心に話題を呼び、またたく間にネットストア、限定店舗でも売り切れてしまい、その反響に驚いたのだそう。
「簡単なので、私もいろんなものを漬けてみています。塩もみしたオクラ、半分に切ったみょうが、半分に切って皮を残したアボカドなど意外なものも美味しいですよ。あとはぬか床がゆるくなったときに、干ししいたけや切り干し大根を漬けると、水分も吸ってくれるので一石二鳥です」
秋には生産体制が整い、販売店舗も拡大する予定とのこと。みなさんもぜひ試してみて下さい!
【参考】