子育て

ワンオペ育児だからこそお勧めしたい「家事の取捨選択」

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「ワンオペ育児でも家事を完璧にやらないといけない」と思っていませんか。アフリカには「1人の子どもを育てるには村中みんなの力が必要である」ということわざがあります。子どもを大人1人で育てるだけでも大変なのに、家事まで完璧にしようと思うと、疲れ切ってしまいますよね。

日中、主に育児を担うママが疲れてしまうと、心に余裕を持って子どもに触れ合ってくれる大人がいなくなってしまいます。特に子どもから目が離せず家事が思うようにできない乳幼児期は、家事を取捨選択することがお勧め。具体的にご紹介します。


好きな家事に時間をかける


主に家事をやるのがママの場合、家事の主導権を握っているのもママですよね。365日行う家事ですから、メインにやる人がやりやすいように家事を取捨選択しましょう。

まずは自分の好きな家事を選び、その家事をメインに行うようにしましょう。料理好き、掃除好き、整理整頓好きなど、家事の好みは分かれるものですよね。ワンオペ育児中の家事は気分転換にもなるので、好きな家事に時間をかけると良いでしょう。

一方で、苦手な家事は、ワンオペ育児中にやるのは難しいものです。なかなか家事も進まないので、子どもに怒ってしまうこともあるでしょう。たとえば回数を減らす(毎日から2〜3日、2〜3日から1週間へ)、量を減らす(服、物、食事の品数などを必要なだけに減らす)、家電を導入する、お惣菜や冷凍食品を活用するなどして、なるべく時間と手間をかけない選択を取りましょう。

「自分でやる必要があると思える家事」を選ぼう


家事を取捨選択する際のもう一つの選び方が、「自分でやる必要があると思える家事」を選ぶことです。たとえば料理の場合、自炊をすれば健康のためになったり、家族の好きな料理を作れば喜ばれたりするでしょう。一方で料理が好きではないママや共働き家庭にとっては苦痛にもなるので、お惣菜やレトルトを活用したり、外注するという方法もあります。

他にも食器洗いは服を洗う洗濯機と似たような作業で、食器洗いが好きな人以外、ワンオペ育児中に時間を取られることを考えれば食洗機に任せてしまうのも有りです。掃除機、洗濯物を干す、洗濯物を畳むといった家事についても、人によってやる必要性が左右されるでしょう。自分でやる必要を感じられない家事は家電を購入したり、便利グッズを導入し、極力時間や手間をかけない方法を考えましょう。

家族のために家事分担を


夫や子どもへの家事分担も、真剣に考えましょう。家事は家族全員のためのものですから、家族全員で分かち合ってやるものです。また、妻だけが家事をできても、自分に何かあれば夫が、自立して一人暮らしをするようになれば子どもが困ってしまいます。生きるためには、お金が必要なだけではありません。家事ができなければ、日々生活していけません。やった方が家族のためになると考え、夫や子どもにも家事をしてもらいましょう。

はじめは抵抗があるかもしれませんが、実際にやってみると、今までこだわっていた自分の価値観も徐々に変わっていきますよ。子どもが乳幼児期を過ぎれば仕事を再開する人も増えると思いますが、今の時期に家事の取捨選択をしておくと、仕事復帰後も楽になるでしょう。試行錯誤しながら、自分なりの家事の取捨選択をしてみてくださいね。

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