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オシャレ主婦ほど要注意! 衛生管理士が教える「食中毒のリスクが上がる」危険なキッチン

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毎日の料理を楽しく、そしてオシャレにしたいと思うのは良いことです。しかし、オシャレさを気にするあまり、衛生面がおそろかになってしまうこともあります。そこで今回は、衛生管理士である筆者がオシャレな人であればあるほどハマりやすい「食中毒のリスク」が上がるキッチンの特徴についてお話しします。

「木のまな板」の使い方に注意!


食中毒予防の基本ともいえるのが、菌を付けないということ。タイムラプス動画やテレビの料理番組でも多用される木のまな板は、見た目がオシャレで家でも使っているという人も多いはず。しかし、木のまな板で魚や肉類を切るのは、食中毒のリスクが上がる危険な行為です。
木のまな板は天然の素材だからこそお手入れが大変で、食品の色が染み込んだり、カビが生えやすかったりします。変形がしやすいのも特徴ですので、凹みや傷から菌が繁殖し、食品を汚染する可能性もあり清潔を保つのが難しいといえます。
肉や魚をカットする際にオススメなのが、プラスチック(合成樹脂)製のまな板です。カビが生えにくく、変形しにくく、漂白剤の使用にも耐えられるために清潔を保ちやすいのが特徴です。オシャレのために、食材すべてを木のまな板でカットしてしまっているご家庭は、プラスチックのまな板との併用を考えてみてはいかがでしょうか。

可愛い台ふきんより、使い捨ての除菌ティッシュを


見た目の可愛さから、台ふきんでキッチン周りを拭き掃除している人も多いです。しかし、菌が付着した台ふきんで様々なところを拭くと、菌が広範囲にわたって広がってしまいます。除菌スプレーと台ふきんの併用でも清潔を保つことは出来ますが、コストと手間を考えれば除菌ティッシュの勝ち。可愛さには欠けますが使い捨ての除菌ティッシュが一番効率よく菌を広げず、清潔を保つことができ、コストもそうかからないのでオススメです。

作り置きする際は、容器をチェック


簡単におかずが作り置きできる! と話題になっている近年、ガラスの器などにオシャレに料理を保存している方も多いですね。ただ、ここで気を付けたいのがその容器が本当に安全かどうか…ということ。アルコール除菌が可能な器なら、使用前に必ず除菌を済ませておきましょう。漂白剤が使えない容器の場合は、熱湯をかけて殺菌をし、少しでも菌がついたり増えたりするリスクを下げることが大事です。

いかがでしたか? 普段、食中毒の驚異を身近に感じてはいないことと思います。しかし、オシャレだけに気を使っていては、菌の温床となってしまうリスクが上がることを忘れてはいけません。オシャレでかつ安全な食卓を目指しましょう。

PHOTO/Fotolia

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