
中秋の名月の供え物には、地域によっていろいろな決まりごとがあるようです。本格的なお月見は難しくても、季節の行事を気軽に家族で楽しみたいという方は、飾ったすすきと一緒に、食卓に手づくりのお団子を並べてみてはいかがでしょう。家族のみんながきっと大好きな「みたらし団子」を作ってみました。
白玉粉をメインに上新粉を混ぜると◎!

筆者がこだわったのは、お子さんと一緒に丸める作業を楽しめるように、いかに簡単に、失敗なく、生地を作るかということです。例えば、白玉粉(右)に上新粉(左)を混ぜると、もちもち感がアップして食べやすくなります。ただし、上新粉をメインにすると、少しだけ作り方の行程が増えて、時間がかかります。また、味に独特のクセが出てしまうので小さなお子さんは食べにくくなるかも。何回か試作して、次の配合に辿り着ました。ぜひ参考にしてくださいね。
「みたらし団子」の作り方
■材料(30個分)
<お団子>
白玉粉 100g
上新粉 40g
水 100cc
砂糖 大さじ1
茹でるための水 適宜
竹串 10本
<たれ>
水 100cc
砂糖 大さじ3
醤油 大さじ1
片栗粉 小さじ1
◎お団子の作り方
1.白玉粉と上新粉をボールに入れる。
2.水を入れてよく混ぜる。

3.生地のキメが均一になり、耳たぶくらいの硬さになるまでこねる。

4丸める。1個当たり15g~20gを目安にすると、あとから茹でやすくなります。
5.鍋に水を入れて沸騰させる。
6.丸めた生地を入れて、10分ほど茹でる。
7.冷水に2分ほど浸してざるにあげる。
※筆者がいろいろと試作したところ、もっちりとした食感に茹であがるまでに意外と時間がかかりました。お湯が白く濁ってくるまでしっかりと茹でた方が美味しくできあがります。茹で時間が足りないと、中に粉っぽさが残って食感も悪くなるから注意して!
◎たれの作り方
1.鍋に水と砂糖を入れて沸騰させる。
2.中火にして醤油を入れる。
3.よく混ぜて5分ほど煮る。
4.片栗粉を入れてよくかき混ぜる。
お団子を竹串にさして、たれを絡めたらできあがりです。生地がもちっとしているので、お団子にこし餡をのせていただいても美味しいですよ!
お団子を丸める作業は、小さなお子さんもきっと大好きなはず! ぜひ、ご家族で楽しんでみて下さいね。